宮澤崇史「Covid-19とツールドフランス」
ツールドフランスレースディレクターの、プリュドム氏が7日降りにツール復帰
フランスのCovid-19の自粛期間は1週間と、日本に比べると7日間も短い自粛期間になっている。
感染の強い陽性反応が出てから7日間という事だが、現状フランスでは過去最大級に感染が広まっている。
人口6700万人の国で、毎日1万人弱が感染しているのだからその勢いは凄まじい。
特にこん後ツールが通る東フランスは感染者数の多い地域となる。
選手やチームから見ると、ツールドフランス関係車同士の感染から、万が一チームへの感染が広まってしまったとすると、チームごとレースを去らなければならなく、プリュドム氏の復帰は穏やかな状況ではないだろう。
今できる事は、ホテルでは食事、マッサージ以外部屋から出ない・ホテルでの速やかな移動・バスからスタート地点への最短ルート・レース後はチームバスに乗り外部との接触を避ける。
このサポートをするスタッフは、ホテル関係者との接触をなるべく避けるため、独自に準備しチーム関係者内で全て済ませる必要がある。(ある意味選手よりも心身ともに疲れるだろう)
それもこれも、優勝を目前としているチームや、今後のスポンサー状況を考えるとこのツールドフランスで活躍しないと、来季へのチーム存続に暗雲が立ち込める。
幸いツールドフランスはチームと関係者が同じ空間に入る事はそれほど多くないが、神経をすり減らしているスタッフは最後の1週間をどう乗り越え、無事にパリに辿り着けるか。
まさに過酷を極める3週目への突入となるだろう。
▷ツール・ド・フランス オフィシャルHP
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