【ハイライト動画】窪木がオムニアム銀メダル 今村がエリミネーションで銀 ネーションズカップ最終戦
4月12日から3日間の日程でカナダ・ミルトンで行われたトラック競技、世界最高峰のシリーズ戦「ネーションズカップ」第3戦で、日本代表の窪木一茂がオリンピック種目である「オムニアム」で銀メダルを獲得。五輪前、世界のトップ選手たちが集まる最後の国際大会でビッグリザルトを手にしたチーム最年長が万全の体制で代表発表を待つ。また大会初日に行われたエリミネーションで今村駿介が2位に入った。
■オムニアムで窪木が銀メダル獲得
4種目で合計ポイントで勝者を決するオムニアム。第1種目目のスクラッチでは、1人の逃げを許したものの集団内で渾身のスプリントをみせた窪木が集団先頭でフィニッシュして2位。
第2種目目のテンポレースは途中に単独逃げを試み得点を加算させて5位。3種目目のエリミネーションレースは最後の2人まで残り2位となり、窪木は最終種目のポイントレースを残して、暫定トップタイにつけた。
そのポイントレースでは終盤まで得点の取り合いで接戦に持ち込んだ窪木だったが、イギリスのハイター に、最終局面で1周追い抜きとなるラップを許し、最終順位2位でフィニッシュ。銀メダルを獲得した。
レース後は悔しさをにじませて「あともう少し堪えられればもう一つ上の順位だったのかな」とコメントした。
また今大会、短距離陣が出場をキャンセルする中、窪木にとっては、中距離への注目をしてもらうためにもメダルは必須と考えていた。「太田海也くんや佐藤水菜ちゃん等、日本の短距離選手たちをライバル視してて、中距離も負けないんだぞとおもってるので、メダルが取れて良かったです。」
短距離の活躍に続き、急成長をとげている日本中距離チーム。その活躍がオリンピックの舞台でも見られることを今回窪木が証明してくれた。
【男子オムニアムリザルト】
1位 | HAYTER Ethan Edward(イギリス) | 163pts |
2位 | 窪木一茂(日本) | 150pts |
3位 | THOMAS Benjamin(フランス) | 143pts |
13位 | 橋本英也(日本) | 60pts |
■男子オムニアム ハイライト動画
■エリミネーションで今村が銀メダル獲得
橋本英也と今村駿介の2名が参戦したエリミネーションは、今村が2位銀メダル獲得。橋本は7位でレースを終えた。
【男子エリミネーション リザルト】
1位 | BIBIC Dylan | カナダ |
2位 | 今村駿介 | 日本 |
3位 | STEWART Mark | イギリス |
7位 | 橋本英也 | 日本 |