BMXフリースタイルパークW杯仏大会 14歳小澤美晴が準優勝 史上最年少で表彰台
5月11日、フランス・モンペリエで開催されたUCI BMXフリースタイル ワールドカップ第2戦で、今年からエリートクラスに昇格した14歳の小澤美晴が初出場で準優勝。、日本人女子がワールドカップで表彰台に乗るのは、2018年5月の大池水杜(当時21歳)フランス大会優勝以来、6年ぶりとなり、最年少での快挙を達成した。
男子は、小澤美晴の実兄である小澤楓(16歳)が日本人最高位の10位。溝垣丈司が11位に入った。
また、同時開催されたBMXフリースタイル・フラットランドでは、昨年の世界チャンピオン荘司ゆうが優勝。片桐悠が3位に入り、表彰台に2人の日本人ライダーがたった。
(以下 JCFのレポート記事を転載)
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BMXフリースタイル・パーク女子は全18人によって戦われ、5月11日の決勝は予選を勝ち抜いた12人で行われた。日本からは、日本代表として内藤寧々・小澤美晴が出場したほか、大池水杜や杉尾咲空も個人出場し、全員が予選を通過。そうした中、小澤美晴は2位を大きく引き離し1位通過を果たした。
決勝では、小澤美晴が最終滑走で登場。1本目から「バックフリップバースピン」を披露するも着地時に転倒してしまい、2本目に賭ける展開に。
小澤は、世界ランク7位のローリー・ペレス(フランス)が直前に叩き出した94.ooptsを追い、「バックフリップ」や「トラックドライバー」「テールウィップ」など技を次々メイクするも、スコアは93.00ptsとローリー・ペレスに僅かに及ばず、準優勝で大会を終えた。
内藤はビッグトリック「フレア」を狙うも転倒してしまい点を伸ばしきれず10位となった。
男子は全60人が出場。決勝は予選・準決勝を勝ち抜いた12人で行われ、決勝進出を果たした小澤楓と溝垣丈司が、世界ランク3位のアントニー・ジャンジャン(フランス)らと戦った。
結果、小澤はバックフリップトリプルバースピンなど高難度の技を決め10位、溝垣はフェイキーなどで独自のスタイルを見せつけ11位となり、共にワールドカップ自己最高順位で大会を締め括った。
松本翔海(しょあ)は、惜しくも予選敗退となり、27位で自身初のワールドカップを終えた。
▷小澤美晴コメント
「2位は悔しいです。1本目で転倒してしまいましたが、2本目は自分のベストを尽くそうと思って望みました。でも、バックフリップテールウィップなど準備していたのに出せなかった技が色々あります。日本に帰って練習して、また次の大会に向けて頑張ります。応援ありがとうございました」
<BMXフリースタイル・パーク 女子リザルト>
優勝 | ローリー・ペレス(フランス) | 94.00pts |
2位 | 小澤 美晴(日本) | 93.00pts |
3位 | サシャ・パルドー(イギリス) | 90.12pts |
<BMXフリースタイル・パーク 男子リザルト>
優勝 | アントニー・ジャンジャン(フランス) | 92.50pts |
2位 | ブランドン・ルーポズ(オーストラリア) | 91.32pts |
3位 | デクラン・ブルックス(イギリス) | 89.87pts |
10位 | 小澤 楓(日本) | 75.75pts |
11位 | 溝垣 丈司(日本) | 74.25pts |
27位 | 松本 翔海(日本) | ※予選順位 |
<BMXフリースタイル・フラットランド 男子リザルト>
優勝 | 荘司 ゆう(日本) | 92.33pts |
2位 | マティアス・ダンドワ(フランス) | 90.00pts |
3位 | 片桐 悠(日本) | 89.00pts |
情報・写真提供:JCF日本自転車競技連盟