BMXフラットランド 佐々⽊元が悲願の世界選初優勝!日本人が表彰台独占の快挙
11月9日からアラブ⾸⻑国連邦アブダビで「2022UCIアーバンサイクリング世界選⼿権」が開催され、フラットランド競技で佐々木元(鎌ケ⾕巧業)が93.83ptを叩き出し初優勝。さらに、伊藤真⼈(GETIT BMXスクール)が2位、早川起⽣(Red Bull)が3位に入り、日本人が表彰台独占という快挙を成し遂げた。また、女子は中川きらら(佐賀東⾼校)が3位に入り銅メダルを獲得した。
表彰台を独占した日本チーム photo:JCF
以下、JCFリリースの大会レポート
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11/11⽇(⾦)、BMXフラットランド男⼥決勝が⾏われた。2022年5⽉ワールドカップ(モンペリエ)でも表彰台を独占し世界を驚かせたばかりのBMXフラットランド⽇本男⼦。その際3位であったベテラン佐々⽊元は、世界選⼿権も表彰台常連でありながら、2019年3位、2021年2位と、もう⼀歩のところで優勝を逃してきた。
今⼤会は公式練習から「得意な路⾯」と⼿応えを感じていた佐々⽊は、予選・準決勝共に繊細な⾼難度トリックで魅せ1位通過。決勝でも勢いそのままに、悲願の世界選⼿権優勝を果たした。
初優勝を狙った佐々木元 photo:JCF
1位 佐々⽊元(鎌ケ⾕巧業)93.83pt photo:JCF
This is the combo that made your 2022 UCI BMX Flatland Men's World Champion. 🥇🌈
Give it up for Moto Sasaki! 🇯🇵
Scores from the judges are in… 93.83 points! #AbuDhabi2022 pic.twitter.com/whAtvFzkq8
— UCI BMX Freestyle (@UCI_BMX_FS) November 11, 2022
That winning feeling 🫶
What a moment for @moto_sasaki and Japan 🇯🇵!
📷 @TheAgency_photo #AbuDhabi2022 pic.twitter.com/TG8lsyh4sf
— UCI BMX Freestyle (@UCI_BMX_FS) November 11, 2022
また世界選⼿権初出場の2名も⼤活躍。伊藤真⼈は会場を⼤きく使う得意のスタイルで観衆の⼼を掴み、ダイナミックな技をフルメイクして堂々2位。早川起⽣は予選から少しミスが出て順位を伸ばしきれず苦戦するも、決勝では攻めのライディングで得意の⾼難度スピン系トリックを決めて得点を伸ばし⾒事3位に。
結果、世界選⼿権の表彰台を⽇本代表が独占するという偉業を達成した。
2位 伊藤真⼈(GETIT BMXスクール) 90.50pt photo:JCF
3位 早川起⽣(Red Bull) 86.67pt photo:JCF
⼥⼦代表の中川きららは、初の海外派遣を感じさせない好調を⾒せ予選を1位通過するも、決勝では⼒を出しきれず優勝を逃した。それでも3位と健闘し、男⼥4名で4つのメダルを獲得。
3位 中川きらら(佐賀東⾼校) 74.33pt photo:JCF
▷佐々⽊元 コメント
今、⽣まれてきて⼀番幸せです。プレッシャーも⼤きかったけれど、観衆・ライダー仲間からの応援が⾮常に⼒になりました。今までやってきた繊細な技が評価されたこと、メイク率を重視した構成が勝因と感じています。
⾃分が勝ったことで、今⼀緒にいる⽇本代表チームや⽇本のみんなが盛り上がってくれたら嬉しいです。
▷伊藤真⼈コメント
テーマパークのパフォーマーとして2015年から2年間アブダビに住んでいたこともあり、この世界選⼿権に出られて本当に嬉しかったですし、多くの⼈にここを⽬指したいと思ってほしいと感じています。
BMXは⼤会だけが全てではないですが「BMXが好きで乗り続けていたら世界選⼿権で勝てるようになった」という僕のような⼈を育てるべく、育成にも⼒を⼊れ⽇本のシーンに貢献していきたいです。
▷早川起⽣ コメント
⽇本代表として参戦できたことをとても嬉しく感じています。⾃分の求めるライディングができなかったことは悔しく、結果には納得していません。まだまだ多くの⼈に⾃分のライディングで驚いてほしいし、⾃分をきっかけにBMXフラットランドを知ってほしいので、この結果をバネにまた頑張ります。
▷中川きらら コメント
BMXを始めた⼩6の時に夢だった「BMXで世界⼀」を叶える舞台に⽴てたことはとても嬉しかったです。
決めたかった技が決めきれず、3位という結果は悔しいです。みんなに憧れられるライダーになることを⽬指して、今後はライディングと共にメンタルも鍛えていきたいです。
情報・写真提供:JCF日本自転車競技連盟