【ニュース】BMXフリースタイルW杯第1戦 中村輪夢12 位 準決勝1位通過も決勝では新技2種トライで転倒
2月15日から、中東サウジアラビア・ディルイーヤで2023 UCI BMXフリースタイルワールドカップが開催され、日本からは現世界王者の中村輪夢等、男女合わせて5選手が参戦。準決勝でトップ通過を果たした中村輪夢だったが、18日に行われた決勝では新技が決まらず転倒。最終結果12位で今年最初のワールドカップを終えた。
photo:uci
優勝は東京オリンピック金メダリスト、ミスター・パーフェクトの異名を持つローガン・マーティン(オーストラリア)。今シーズンも変わらない存在感を見せつけた。
Logan Martin 🤝 topping podiums.
The Aussie went massive on his epic run in the @UCI_BMX_FS World Cup in Diriyah. 🔝@DiriyahUrbanF @DiriyahSeason pic.twitter.com/PZu84QHyLl
— FISE (@fiseworld) February 18, 2023
中村輪夢の準決勝のラン。世界王者の存在感をみせつける圧巻のパフォーマンスで1位通過を果たして決勝に挑んだ。
Stop scrolling, this is BMX at its finest. ✋
Rim Nakamura went OFF on his semi-final run to put him in 1st place before the @UCI_BMX_FS World Cup final tomorrow. 🔝@DiriyahUrbanF @DiriyahSeason pic.twitter.com/yeFVrwx0hY
— FISE (@fiseworld) February 17, 2023
<BMX フリースタイル・パーク男子リザルト>
1位 LOGAN MARTIN(オーストラリア) 93.50pts
2位 MARCUS CHRISTOPHER(アメリカ) 92.40pts
3位 BRIAN FOX(アメリカ) 90.10pts
12位 中村輪夢(ウイングアーク1st) 19.40pts
(以下準決勝順位)
16位 溝垣丈司(湘南工科大学附属高等学校)
(以下予選順位)
46位 小澤楓(本巣市立糸貫中学校)
また女子日本勢トップは大池水杜の8位。内藤寧々は予選2位で通過したものの決勝ではミスが響き11位となった。優勝は現世界王者、ハナ・ロバーツ(アメリカ)となった。
Full send mode on. 😤
Hannah Roberts picked up where she left off last year in the @UCI_BMX_FS World Cup… on top. 😎@DiriyahUrbanF @DiriyahSeason pic.twitter.com/ar41Nygp2h
— FISE (@fiseworld) February 18, 2023
<BMX フリースタイル・パーク女子リザルト>
1位 HANNAH ROBERTS(アメリカ) 89.40pts
2位 JIAQI SUN(中国) 87.00pts
3位 PERRIS BENEGAS(アメリカ) 85.40pts
8位 大池水杜(ビザビ) 71.20pts
11位 内藤寧々(第一学院高等学校) 62.00pts
以下、JCFからリリースされた大会レポート。
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<大会レポート>
今年最初のワールドカップの地はサウジアラビア。気温が低く強風吹き荒れる厳しいコンディションの中、男子56人・女子23人のライダーが集まり大会が行われた。
なお本大会は、昨年11月にスタートしたパリ五輪の予選大会に位置づけられ、日本からは中村輪夢、溝垣丈司、小澤楓、内藤寧々の4名が代表として参戦。また大池水杜が個人エントリーでの参加となった。
女子決勝は予選で自己最高順位となる2位通過で決勝進出を決めた内藤寧々が、テールウィップ・540にトライするも、転倒が響き点を伸ばせず、11位フィニッシュとなった。
一方、大池水杜は2本目に大きなクラッシュがあったが、1本目の得点により7位で終えた。
男子決勝は準決勝をトップ通過した中村輪夢が最終滑走で出場。
東京五輪金メダリストのローガン・マーティンがパーフェクトライディングで93.50ptsをマークする中、中村は1本目のランで、大会初披露の「バックフリップバースピン トゥ タックノーハンド トゥ バースピン」にトライし転倒。
続く2本目のランでは技を変え、こちらも大会初披露となる「720トリプルバースピン」にトライしましたが、惜しくも転倒し12位で大会を終えました。
今大会、決勝の転倒により結果には繋がらなかったものの、予選・準決勝でのパフォーマンスは昨年からさらに進化をした姿を見せる大会となった。
次回5月後半に開催されるワールドカップ・フランス大会へ向けて、休養と改善に取り組んでいくことになる。