宮澤崇史「急性リンパ性白血病を乗り越えて、ツール・ド・東北へ!」

Posted on: 2018.02.09

「急性リンパ性白血病」と闘う冨山さんという方から、bravoウェブサイトに一通のメッセージが届いた

<はじめまして。37歳の自転車乗りです。いつもチャリダーみたり、現役時代から応援させてもらってます。宮澤さんは生体肝移植のドナーを経験されてますが、私は昨年10月に体調を崩し検査で急性リンパ白血病とわかりました。現在、骨髄移植に向けて抗がん剤治療をがんばってます。

移植後、いろいろと制約のある中で今まで通りにロードバイクに乗れるかわかりませんが、ツール・ド・東北に参加することを目標に人生最大の闘いに挑みます。今まで土日メインで仕事をしてきた私は、これまでイベントに参加したことがありません。いつか会場でお会いできるのを楽しみにしております。>

そして一昨日、冨山さんに会いに行った。初めてお会いして、先ずどう言葉を交わし始めたらいいかわからなかった。というのが最初の気持ちだった。

話をしていくうちに家族構成を知り、冨山さんの闘病生活を支えるために奥様が看護学校を辞めなければならない現実、娘さんと手を交えたいのに一ヶ月半の無菌室治療中ではそれが叶わなかったことも知った。

それでも冨山さんは笑顔を浮かべながら言う

「この病気が治ったらツール・ド・東北に出たいです!」
「娘と一緒に自転車に乗ってリハビリがしたいです!」

お話をしていて、心から前向きに生きるその姿に驚きを感じた。そして、きっと日本には冨山さんのように自転車に当たり前に乗れない人が多くいるのではないだろうか。

そんな人たちに私などが声をかけるだけで元気になってくれるのであれば、もっともっとお話しに行かなければ!

詳しくは宮澤崇史YouTubeチャンネルで!(準備中。ちょっと待っててね)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL0L_–ksesyB8zI32O4jhAD8wMm-8iC83

自転車に乗っていて、転んで怪我をしてしまったり、自転車が壊れてしまって、乗りたくても乗れない経験をした人は少なくないと思う。誰もが少なからずそういった経験をしているのであれば、同じ自転車乗りとしてみんなで支え合う世の中を作りたいと心から思う。

話している中で、最も印象に残った一言がある。

「私の体の復興が終わったら、東北に復興ライドへ行きたいです」

決めた。
俺は何がなんでも冨山さんをツール・ド・東北に連れていく。

自分の力もそうだけど、こういったことに賛同してくれる人たちとみんなで支援できる形を作ります。

本当に人を支えたいと思う時間だった。
全国には同じような環境の人がたくさんいると思う。
私が力になれることであれば、いつでも連絡をください。

そして、これから活動をしていく中で、賛同してくださる方はぜひ力を貸してください。

宮澤崇史のcontact先:
http://bravo-tm.com/contact/

こんな時こそ宮澤崇史のレターポットでメッセージをお送りします。
https://letterpot.otogimachi.jp/users/4852

みんなで気軽に支え合う世界を作るのにレターポットの仕組みはとても賛同できるので、これからも使っていく。こればかりは受け取った人じゃないと嬉しさはわからない。

まずは初めてみる!

送ってみる!

レターを送って冨山さんを励まそう。

冨山さんのレターポットはこちら:
https://letterpot.otogimachi.jp/users/46936

AUTHOR PROFILE

宮澤 崇史 みやざわ たかし/1978年生まれ。イタリア在住自転車プロロードレーサー。高校生でシクロクロス世界選手権に出場、卒業後イタリアのチームに所属。しかし2001年、母に肝臓の一部を生体移植で提供し手術のハンディもあり戦力外通告を受ける。再びアマチュア選手としてフランスで活動し実績を重ね 2007年アジアチャンピオン、2008年北京オリンピック出場、2010年全日本チャンピオンになる。2012・2013年はカテゴリの最も高いUCIプロチームに所属。2014年のジャパンカップで現役を引退。 筆者の公式ブログはこちら

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