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栗村修「別府選手と新城選手に続く存在 中根選手の活躍」

Posted on: 2019.02.06
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日本人ロードレーサーといえば、長年、トップチームに在籍して本場欧州で活動を続けている、別府史之選手(トレック・セガフレード)と新城幸也選手(バーレーン・メリダ)の名前がまず挙がるでしょう。

二人は10代の頃から本場ヨーロッパに渡り、アマチュアカテゴリーから勝ち進む形で今の地位まで這い上がった本物といえます。

別府選手と新城選手がはじめて世界最高峰の自転車レースである「ツール・ド・フランス」に出場したのは2009年のこと。

あれから10年の歳月が流れましたが、未だにこの二人が「日本を代表するロードレーサー」として君臨しているのは、誰しもが認めるところです。

しかし、ようやく別府選手と新城選手に続く可能性のある日本人選手が、静かにその存在感を示しはじめています。

「NIPPO・ヴィーニファンティーニ」に所属する中根英登選手(28)です。

改めて中根選手の経歴をみてみると以下の様なキャリアとなっています。

2019年 Nippo Vini Fantini Faizanè(PCT)
2018年 Nippo Vini Fantini – Europa Ovini(PCT)
2017年 Nippo Vini Fantini(PCT)
2016年 Aisan Racing Team(CT)
2015年 Aisan Racing Team(CT)
2014年 Aisan Racing Team(CT)
2013年 Team Nippo – De Rosa(CT)
2012年 Team Nippo(CT)

そして、これまでの主な成績は以下の通りです(栗村的にすごいなと思ったリザルトです)。

2019年 Vuelta a San Juan 総合30位(第2ステージ10位)
2018年 Giro della Toscana 18位
2017年 Tour de Langkawi 総合12位
2017年 Tour d’Azerbaïdjan 総合8位

別府選手や新城選手に比べると、よりクライマー寄りのパンチャーといえる脚質の中根選手ですが、クライマー向きのコースと言われている「東京五輪」のコースを考えると、中根選手が「第3の男」以上のポジションに浮上してきたのは間違いないように感じます。

今季、「NIPPO・ヴィーニファンティーニ」は久しぶりにジロへの出場権を獲得しました。

中根選手にとってもビッグチャンスであり、もしここで大きく飛躍することができれば、中根選手の存在がいま以上に大きくクローズアップされるのは間違いありません。

あまりプレッシャーをかけ過ぎず、静かに注目していきたいと思います。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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