栗村修一「東京パラで杉浦選手2冠達成!ブエルタで新城選手がチームを救う活躍!」

Posted on: 2021.09.03

前回のブログで、静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されている東京パラリンピックのロード種目に於いて、パラリンピック初出場となる杉浦佳子選手が、女子タイムトライアル(運動機能障害C1~3)で金メダルを獲得したことをお伝えいたしましたが、本日(9月3日)開催された女子ロードレース(運動機能障害C1~3)でも杉浦佳子選手が金メダルを獲得し、ロード種目2冠達成という偉業を成し遂げました!

本日(9月3日)をもって東京パラリンピック自転車競技の全日程がすべて終了しましたが、改めてこの困難な状況のなかで戦い続けた4名の日本代表選手と、すべてのスタッフの皆様に心から敬意と感謝の意を表します。

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◯東京パラリンピックの日本代表選手
杉浦佳子(楽天ソシオビジネス)
藤田征樹(藤建設)
藤井美穂(楽天ソシオビジネス)
川本翔大(大和産業)

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一方、スペインで開催されている今年最後のグランツールとなる「第76回 ブエルタ・ア・エスパーニャ」では、クイーンステージに於いて日本のエース新城幸也選手が、序盤からメイン集団を先頭固定で力強く牽引する走りを複数回みせ、結果として、バーレーンのチーム総合首位キープと、チームメイトの総合4位(Jヘイグ)&8位(Gメーダー)に大きく貢献する形となっています。

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◯残り140km〜115km:メイン集団を先頭固定で引き続ける
→高速で進む32名の先頭集団との差を5分差に留める

◯残り88km〜73km:1級山岳をこなして再びメイン集団を先頭固定で引き続ける
→強豪選手を含む先頭集団との差を4分台から3分台に縮める

合計40kmを先頭固定一本引き!(その上でこの過酷なステージを完走しています)

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新城選手は、今年のジロ・デ・イタリアでのチーム総合優勝獲得に続き、このブエルタ・ア・エスパーニャでもチーム総合優勝で表彰台に上がる可能性が高まっています。

世界を相手に戦う選手たちからたくさんの勇気をいただきました!

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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