栗村修「京都イヤー」

Posted on: 2014.08.23

本日はT.O.J.関連の仕事で日帰り京都出張でした。今年はこれまでの人生のなかで間違いなく“最も多く京都を訪れる年”となりそうです。

30歳を超えたあたりから何故か 『京都・奈良、古都の旅』 に行きたい願望が強まっているのですが、残念ながら仕事なのでその願望を叶える状況にはまったくなっておりません…

京都は日本でもトップクラスの“優れた観光資源を持つ地域”です。しかし、自転車レースが持つ特性との融合を考えた場合、単純に“観光資源がある=即メリットが生まれる”という図式には繋がりません。

ロードレースという商品をいかにして魅力ある商品へと育てていき、商品棚の上で他の商品(スポーツ)よりも安くて高品質で魅力ある“買いたい商品”に仕上げていくかがこれからのミッションとなります。

それぞれの地域ごとにカスタマイズされた“商品展開力”を少しでも早く身につけなくてはいけません。

残された時間は多くないのです。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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