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栗村修「なにがなんだか」

Posted on: 2014.01.24
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昨年4月29日、アウト・オブ・コンペティションのドーピング検査でEPOの陽性反応が検出され、昨年末にCONI(イタリア・オリンピック委員会)から永久追放処分を受けていたダニーロ・ディルーカが、何やらお騒がせコメントを連発している模様です。

・現在のジロでも90%の選手が禁止薬物を使っている。

・残りの10%は調整でジロに出場しているから使ってないだけ。

・ドーピングを解禁にすれば全て解決する。

・少数の選手はフレームにモーターを仕込んでいる。

・捕まったことを後悔している。何故なら使うのが5時間早ければ、もしくは5時間遅ければバレていなかったから。

このディルーカのコメントを受け、CONIは近々ディルーカを再招集して事情聴取を行うとのこと。当然各選手たちは猛反発し、SNSなどを使ってディルーカバッシングがはじまっている模様です。

既に昨年までに2度の違反が発覚してレース界から三行半気味だったディルーカがジロに戻ってこれたのは、ヴィーニ・ファンティーニのヴァレンティノ・シオッティがアンジェロ・チトラッカのチーム(現:イエローフルオ)との契約条件にディルーカのジロ出場をはじめから盛り込んでいたからといわれています。

シオッティにしても、チトラッカにしても、自分たちは“被害者”というスタンスを取っており、イエローフルオに関しては既に今年のジロのワイルドカードを獲得するなど、事実上ノーペナルティで活動を続けているような状況です。

ジロというかイタリア自転車界の寛容さが目立ちます…

現状、ディルーカは“頭がおかしいヤツ”として周囲から扱われていますが、彼の発言に関するニュースが今後広がっていかないことを願います。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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