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栗村修「全日本選手権」

Posted on: 2015.07.01
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2015年の日本チャンピオンを決める戦い『全日本選手権』が、2週に渡って栃木県の大田原市(個人タイムトライアル)及び、那須町・那須塩原市(個人ロードレース)で開催されました。

意外にも今回の大会が関東で初めて開催される全日本選手権となります。

コースの難易度が事前の評判よりかは低く、各カテゴリーとも集団でのゴールが目立ちましたが、世界的にみればもっとイージーなコースで開催されるロードレースなど山のようにあるわけで、むしろ首都圏に近く、全日本史上最も多くのお客さんが集まった、素晴らしいロケーション下でのレースだったことが多くの高評価に繋がっていました。

レースの方は、最強のメンバーを揃えるTeam UKYO勢が、それぞれの選手たちの持ち味を生かした彼らにとって理想的なレース展開を生み出し、最後は国内最高クラスのスピードを持つ窪木選手が誰よりもフレッシュな脚で他を引き離し、見事日本チャンピオンのタイトルを手に入れました。

Team UKYOは、チーム発足4年目で国内の頂点に立ったことになります。

4年という時間はある意味で短い様にも感じますが、実際にチームが進んできた道はかなり険しかったはずです。

日本のレース界にはまだまだ多くの課題が山積していますが、それでも正しい志を持つ者たちが多くの逆風を受けながらも、粘り強く未来への歩みを進みはじめています。

ある活動が明確な答えを生み出すには相応の時間を要します。

大半の人たちというのは『あともう少しで形になる』というタイミングで諦めたり、投げ出してしまう、となにかの本に書いてありました。

ありきたりな表現ですが、諦めるか、諦めないかが、物事の結果を大きく左右するのだと思います。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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