栗村修「PDCAサイクル」

Posted on: 2015.06.17

事業活動に於ける基本的な仕事の進め方の一つとして『PDCAサイクル』というのがよくいわれています。

Plan:計画を立てる
Do:実行する
Check:評価する
Action:改善する

上記サイクルをぐるぐるとまわして継続させていくことにより、更なるステップアップや事業の拡大などが可能になります。ただし、自分の身の周りも含めて『PDサイクル』で終わってしまっている案件というのは決して少なくありません。

元々、『Check』と『Action』が計画に含まれていなかったのか、もしくは『Do』でエネルギーを使い果たしてしまったのかは、それぞれの案件により違いはあるでしょう。

どちらにしても、『PDサイクル』だけでは単発の事業となっていまい、一つのサイクルを終えたあとに、そのサイクルを土台として2回目のサイクルへとステップアップしていくことはできません。

ただ、どうしても『Do』が一つの区切りになりやすく、ここで精神的にも肉体的にもある種のピークを迎えやすいのかもしれません。

本日はこれから大分市への出張となります。

昨年11月に第1回大会を無事に成功させた『OITAサイクルフェス!!!』関連の打合せのためです。この大分市の大会は、『Plan』に約10年の歳月をかけ、多くの努力の上に『Do』をやり遂げました。

しかし、すぐに『Check』と『Action』の作業を経て、2サイクル目となる『Plan』作成の時期に入っています。

『ツアー・オブ・ジャパン』のちょうど真裏の時期に開催されるイベントですので、TOJ終了直後で『Do』の燃え尽き感に押され気味の自分にとっては良い刺激になります。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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