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栗村修「アスタナWTライセンス失効」

Posted on: 2015.04.01
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オランダの新聞『デ・テレグラフ紙』が伝えるところによると、4月2日(木)にアスタナのワールドツアーライセンスの行方が決まるとのことです。

基本路線は、UCIがWTライセンス委員会に要請していた通りの『WTライセンス剥奪』。更に再申請での『プロコンチネンタル登録』も認められず、UCIへの登録を行いたい場合は、なんと『コンチネンタル登録』しか受けつられないとの情報も流れているようです。

ARU、BOOM、BOZIC、CATALDO、FUGLSANG、GUARDINI、NIBALI、L.L.SANCHEZ、SCARPONI、TAARAMäE、TIRALONGO、WESTRA…

こんな豪華なメンバーを揃えるコンチネンタルチームなど未だかつて見たことがありません。

まあ、アスタナとしてもこのタイミングでのWTライセンス失効を『はい、わかりました』と二つ返事で受け入れられるわけもなく、CASへの提訴はほぼ間違いないところとみられています。

大変なのは、やはり(クリーンな)選手たちです。

先日のブログで書いた『ティンコフ・サクソ』のリース・チームマネージャー解任のニュースも、3月29日(日)にティンコフ・スポーツから正式発表があり、元チームオーナーのリース氏の契約解除が現実のものとなりました。

非公式ながら、コンタドール、ブレシェル、マイカなどが、メディアを通じて『リース氏にはチームに留まって欲しい』という類のコメントを残しているようです。

結局、リース氏の解任の真相は未だに明らかにされていません。

デンマークのロードレースファンを中心にティンコフ・オーナーへの風当たりが強まっていますが、当の本人は気にもしていないようで相変わらずTwitterで自由奔放な発言を続けています。

『実業家からスポーツチームのオーナーへ』という括りでみると日本にも孫氏や三木谷氏などのチームオーナーがいますが、彼らがティンコフ氏と同じレベルのツイートなどしようものならすぐに大問題となるでしょう。お国柄なのか、それとも、ロードレースというスポーツが未成熟だから許されているのかはわかりません。

2件とも少なからず自業自得系のニュースではありますが、『とほほ』では済まされないレベルに達しています。いつも言うことですが、これらが『ロードレース界の大掃除』のために選択された決断ならば心から支持します。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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