福島晋一「じっくりレースを見れない」

Posted on: 2014.04.21

昨日は地元オバーニュでレースがあった。会場の場所をグーグルで調べると街のど真ん中。しかし、スタート地点に行っても誰もいない。とりあえず、家に戻り内山選手にローラーでアップをさせる。

そして、彼に「受付に行っておいで」と行かせる。チームメイトのユーゴに連絡して、スタート地点を確認。「分からないから分かったら連絡する」とのこと。

外は小雨が降っている。スタート30分前になっても内山選手が帰ってこない。連絡すると、スタート地点近辺にはだれもいないとのこと。もちろん受付もしていない。

内山選手の荷物をすべて車に詰め込み、車で彼をピックアップして会場を探しに出た。普通なら簡単にみつかるところが見つからない。ユーゴも電話に出ない。

スタート20分前。電話をかけまくるが誰も出ない。

なんてこった。

15分前にやっとユーゴが電話をとった。「どこか?」と言うと「オバーニュの北の方でD43a沿い」だと言う。ロータリーでこの道を見つけて飛ばした。そして、はずれに会場を見つけた。

スタート10分前でもまだ受付に並んでいる人がいる。結構みんな迷ったようだ。

街中だったら途中で、家に帰ってアムステルダムゴールドレースを見ながら応援しようと思っていたが、田舎だったので内山選手のレースに集中した。

彼は30人の逃げが決まり、彼は第2集団で35位前後でゴールした。ラポムのエスポワールの選手は10位が最高。内山選手もいい経験になったようだ。

ゴール後、すばやく後片付けをして家に戻り、アムステルダムの残り10KMを見た。

幸也が10位でゴール。

狙ったレースでしっかりと成績を出した。これで世界選の枠を獲得した訳であるが、逆に世界的に見ても幸也は世界選に出るべき選手になっていると思う。

ラポム参加のレース「トロブロレオン」では18位が最高だった。
今はレースだらけです。

AUTHOR PROFILE

福島 晋一 ふくしま しんいち/岡山県出身 1971年生まれ。20歳からロードレースを初め、22歳でオランダに単身自転車武者修行。卒業後、ブリヂストンアンカーに所属し2003年全日本チャンピオンを獲得。2004年ツアー・オブ・ジャパン個人総合優勝、2010年ツールドおきなわ個人総合優勝。2003年から始めたチーム「ボンシャンス」代表に就任。2013年シーズンを最後に引退。JOCのスポーツ指導者育成制度でフランスのコンチネンタルチーム「ラ・ポム・マルセイユ」の監督として2年間の研修を経て、現在はアジアのロードレース普及を目指しアジアサイクリングアカデミーを主宰している。 アジアサイクリングアカデミー筆者の公式ブログはこちら

福島 晋一の新着コラム

NEW ENTRY