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福島晋一「すべてを自分の力に変える力」

Posted on: 2020.09.13
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大坂なおみさんが全米オープンを優勝した。

黒人の殺害事件に抗議して大会をボイコットした時も、そうであったが、今回も殺害された黒人の方の名前をプリントした黒いマスクを着けての参加だ。

自分が選手時代はなるべく、政治や宗教についての見解やネガティブなことを書かなかった。

何故なら、発言が注目されるスポーツ選手は広く応援してもらう必要があり、ネガティブなことを書くことは味方もできるが敵も作る行為であり、スポンサーの看板を背負っている選手にはタブーとされていたからだ。特にチームスポーツは難しいと思う。

テニスは個人スポーツであるが、それにしても今回の彼女の行動に勇気があると思った。

そして、同時に優勝しなかったら、何を言われるかわからないなともおもった。

そして、さらに日本という国は単一民族国家であり、特に黒人の日本人には慣れていない。

だから、自分が黒人であるとアピールすることによって、日本人からの親近感を失う危険性すら隠されていると思った。

そして、彼女は十二分(じゅうにぶん)に、いや、我々以上にそのことを理解した上でこのような行動をとり、そのプレッシャーをも力に変えて優勝した。

彼女はこの多様性の世の中に生きる日本人が誇るべき国際人であり、我々は大いに学ぶことがあると思う。

AUTHOR PROFILE

福島 晋一 ふくしま しんいち/岡山県出身 1971年生まれ。20歳からロードレースを初め、22歳でオランダに単身自転車武者修行。卒業後、ブリヂストンアンカーに所属し2003年全日本チャンピオンを獲得。2004年ツアー・オブ・ジャパン個人総合優勝、2010年ツールドおきなわ個人総合優勝。2003年から始めたチーム「ボンシャンス」代表に就任。2013年シーズンを最後に引退。JOCのスポーツ指導者育成制度でフランスのコンチネンタルチーム「ラ・ポム・マルセイユ」の監督として2年間の研修を経て、現在はアジアのロードレース普及を目指しアジアサイクリングアカデミーを主宰している。 アジアサイクリングアカデミー筆者の公式ブログはこちら

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