福島晋一「楽に稼げるスポーツなどは…」

Posted on: 2019.10.10

スポーツというものは、公正なものである。今年も多くのチームが解散して、選手がマーケットにあふれている。

スポーツというものは厳しいものだ。そして、器の大きなスポーツは多くの人を食わせていけるし、器の小さいスポーツはそれなりに厳しい。

誰もがサッカーや大リーグのトップ選手の給料を引き合いに出すがそれは、トップモデルと嫁さんを比較する行為と同じである。そして、全盛期の儚さもまたしかり。

器の大きいスポーツは競争率も高ければ、脱落者もおおく、競技生命は短い傾向がある。

日本でダラダラ走っている選手もいるが、それは器が小さいところで走っている恩恵を受けているに他ならない。

ことし、アジアの20歳前後の選手をフランスのアマチュアレースに連れて行って、秒殺せれるのを見て、改めてフランスの厳しさを感じた。

秒殺されることは、悪くない。
そこで、淘汰されるのだ。

スポーツを大きくするには器を大きくするしかない。日本でだらだら(言い方が悪くて、もうしわけない)走っている選手たちも器を大きくするために努力している。

早く淘汰されて、勉強して育成に取り組むか、働きながら趣味で自転車を楽しむべきだ。

まさしく、この言葉、今の自分にそのまま帰ってくる。

AUTHOR PROFILE

福島 晋一 ふくしま しんいち/岡山県出身 1971年生まれ。20歳からロードレースを初め、22歳でオランダに単身自転車武者修行。卒業後、ブリヂストンアンカーに所属し2003年全日本チャンピオンを獲得。2004年ツアー・オブ・ジャパン個人総合優勝、2010年ツールドおきなわ個人総合優勝。2003年から始めたチーム「ボンシャンス」代表に就任。2013年シーズンを最後に引退。JOCのスポーツ指導者育成制度でフランスのコンチネンタルチーム「ラ・ポム・マルセイユ」の監督として2年間の研修を経て、現在はアジアのロードレース普及を目指しアジアサイクリングアカデミーを主宰している。 アジアサイクリングアカデミー筆者の公式ブログはこちら

福島 晋一の新着コラム

NEW ENTRY