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栗村修「TOJ東京ステージコースチェック」

Posted on: 2014.04.06
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本日は 『ツアー・オブ・ジャパン』 東京ステージのコースチェックを行いました。前年度と異なる道路環境(工事や建設現場、アスファルトの状態)などを中心に細かくチェックし、分厚いステージマニュアルを作成するための情報を集めていきます。

巨大なレースを開催するということは、それこそ、何千、何万といったタスクを処理していく必要があります。しかし、例え10万を越えるタスクを処理したとしても、イベント事にゴールというものは存在しません。

要は多くの人たちが思いつく発想は全て先周りして実行し、そしてミスや事故は基本的にゼロ、更に誰も思いつかない様なアイデアを盛り込むことができなければ、及第点をもらうのは難しいでしょう。

もちろん、今年のTOJが第1回大会であれば開催すること自体に評価をいただけるかもしれませんが、17回目を迎えるTOJが評価をもらうためのハードルは決して低くはありません。

大会の総予算が3分の2に減り、世の中全体のリスクやルールに対する許容度が狭まる中で、過去の大会を凌駕していくためには根本的な何かを大きく変える必要があります。

しかし、いきなりその“何か”を触りにいってしまいやり方を間違えるようなことがあると、これまで続いてきた“ベース”が全て吹っ飛んでしまう(大会自体がなくなる)リスクも存在しています。

人というのは、遅かれ早かれ全てが当たり前になり、いずれ“ある”ものへの評価を忘れ、“ない”ことへの不満を最大化していきます。人が生きるために必要な“酸素”に対して殆どの人たちが感謝せずに生きているように…

しかし、やるからには常に進歩を模索しなければならないのももう一つの真理であります。

改革と継続。

大きな矛盾と向き合える能力がなければ大きなことは成し遂げられないのだと感じました。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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