福島晋一「ツールド玉川」
日本に無事帰国しました。フランスではテロの脅威が渦巻き、人々は恐れながらも戦う姿勢を見せています。もちろん、テロほど卑怯なものはありません。しかし、撲滅できるものでもありません。恨みの連鎖の先に平和は訪れません。
自分の考えでは、もともと植民地政策でヨーロッパの列強が多くの国を植民地化してきたこと。そして、アメリカが中東に欧米の合理主義を持ち込んで介入した「つけ」がまわってきていると言わざるを得ません。
自分の恐れることはこのテロが宗教間の争いに発展することです。僕はどちらの側にも立たずにできるだけニュートラルな姿勢を保っていきたいと考えています。
やはり、大切なことはお互いに対するリスペクトです。
さて、帰国して2日後にJOCやJCFへ研修の報告に上京して、翌日愛媛に飛びました。ツールド玉川に参加するためです。
日本のイベント参加は2年ぶりです。幸也、小森亮平とも久しぶりの再会
イベント自体は地元の方々のホスピタリティーを感じられる非常に楽しい内容で招待選手という立場では、サービスをする立場なのですが、純粋に地元の方々の暖かさに触れて自転車を楽しめた2日間でした。
コースは田舎の道を占領して走れる区間も多く、しかも獲得標高は1600m、景色のいい中食べる獅子汁は最高!まるでタイ合宿をほうふつとさせる、和やかなイベントでした。