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栗村修「ヴェリブ」

Posted on: 2014.07.31
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パリ市内で運用されているシェアサイクル 『ヴェリブ』 。想像していた以上にスタシオン(駐輪ポイント)の数が多く、すっかりパリ市民の身近な移動手段になっていました。

日本各地でもシェアサイクルの運用ははじまっていますが、まだまだ“試験段階”といった感は抜け切れていません。シェアサイクルが本領を発揮するエリアというのは、お台場周辺の様な 『比較的広めのエリアに各施設が点在している』 場所となるのでしょうか?

その点では公共交通機関が発達し、お世辞にも“自転車が走りやすいとは言えない”パリ市内であそこまでヴェリブが利用されているのは若干不思議ではありました。

一つには自転車という乗り物が、“クルマ”や“モーターサイクル”とほぼ同等に扱われている“文化の違い”に起因している気がします。日本で自転車が車道を走る際、どうしてもクルマに気を遣いながらの走行となっています。自転車がクルマの流れを妨げることがあれば、かなりの確率でクラクションを鳴らされてしまうでしょう。

しかし、パリ市内を走る自転車は、堂々と“クルマと同じ存在感”を示しながら道路上に存在しています。

日本では、大型車>乗用車>モーターサイクル>自転車=歩行者、といような力関係になっていますが、欧州では、大型車=乗用車=モーターサイクル=自転車=歩行者、という感じがしました。

文化の違いと言えばそこまでですが、日本も徐々に“自転車の存在感”が良いカタチで増していくことを望みます。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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