福島晋一「調子が上がってきました。」

Posted on: 2015.08.03

最近、自転車に乗る機会が増えてコンディションもアップしてきました。というのは、ここ2週間ボンシャンスの日野竜嘉選手がフランスに来ていたのだ。

着いて3日目に参加したジュニアのステージレースでタイムトライアル、ノーマル使用で37位。午後のロードは1周目に落車したのち、残り2周で集団から遅れる。ジュニアの監督はいい選手だとほめていた。

そして、帰国前日に参加したロードレース(第2、3Jカテゴリー)では18位(ジュニア2位)で完走。12人の逃げに乗れなかったのが残念であるがいい感触を残して帰っていった。

たった2レースの参加で勿体無いところもあったが、今回の目的は「見ること」。最初から優勝などは期待していない。もちろん、かつての自分がそうであったように、参加するすべてのレースで優勝するつもりで走ってほしいところだが…

そういう意味では、「言葉が話せないとどうしようもないことをちゃんと理解して対策を練ってこいよ」と話しておいた。

しかし、のど元過ぎれば熱さを忘れるもので、帰って日本人スイッチを入れてぼーっと過ごす選手も多い。そういう選手には教えないことにしている。

困り度が足りないのか、向いていないのか、どちらかであろう。


写真は社会見学!

AUTHOR PROFILE

福島 晋一 ふくしま しんいち/岡山県出身 1971年生まれ。20歳からロードレースを初め、22歳でオランダに単身自転車武者修行。卒業後、ブリヂストンアンカーに所属し2003年全日本チャンピオンを獲得。2004年ツアー・オブ・ジャパン個人総合優勝、2010年ツールドおきなわ個人総合優勝。2003年から始めたチーム「ボンシャンス」代表に就任。2013年シーズンを最後に引退。JOCのスポーツ指導者育成制度でフランスのコンチネンタルチーム「ラ・ポム・マルセイユ」の監督として2年間の研修を経て、現在はアジアのロードレース普及を目指しアジアサイクリングアカデミーを主宰している。 アジアサイクリングアカデミー筆者の公式ブログはこちら

福島 晋一の新着コラム

NEW ENTRY