福島晋一「嬉しい事」

Posted on: 2015.05.21

ツアーオブジャパンの情報がじゃんじゃん入ってくる今週。起きてから、リザルトを見るのが楽しみです。新しくできた稲辺ステージ。前の集団に日本人選手がいなかったのは残念でした。

日本の選手に足りていないのはパワーです。

ヨーロッパでは、横風が吹くとペースが上がります。日本では上がらない。コーナーの立ち上がりも、集団後方では人間の限界をこえたスピードにヨーロッパではなるのです。

それでもちぎれない。頭のすじを切って、前のホイールだけ見てついていく。

先日、日本のレースのレベルとヨーロッパのレースのレベルはと聞かれて、ビンを縦にして、これが日本のレース。横にして、これがヨーロッパのレース。と説明したことがあります。

勝てる選手が10人いるレースと50人いるレースでは、自然とペースも違ってきます。ついていくだけではないチームが増えれば増えるほどレースはきつくなります。

飯田ステージは、ごまかしのきかないコース。自分の予想ではトップ集団に残れる可能性があるのは、土井選手ぐらいでしょう。(最近、よいしょしていますが 何かもらったからではありませんよ!)個人的には愛三の中根選手にも頑張ってほしいところです。

飯田ステージで僕の幟を立ててくださっているとある方が教えてくれました。嬉しいことです。

みなさん、楽しんでくださいね!!

AUTHOR PROFILE

福島 晋一 ふくしま しんいち/岡山県出身 1971年生まれ。20歳からロードレースを初め、22歳でオランダに単身自転車武者修行。卒業後、ブリヂストンアンカーに所属し2003年全日本チャンピオンを獲得。2004年ツアー・オブ・ジャパン個人総合優勝、2010年ツールドおきなわ個人総合優勝。2003年から始めたチーム「ボンシャンス」代表に就任。2013年シーズンを最後に引退。JOCのスポーツ指導者育成制度でフランスのコンチネンタルチーム「ラ・ポム・マルセイユ」の監督として2年間の研修を経て、現在はアジアのロードレース普及を目指しアジアサイクリングアカデミーを主宰している。 アジアサイクリングアカデミー筆者の公式ブログはこちら

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