竹谷賢二「やいた八方ヶ原ヒルクライム、雨風強く濃霧でもホットでした!」
先ずは先週、今週と台風によって被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
自分は、先週は山口県汗汗フェスタで台風の影響で雨で肌寒い思いをして、今週は栃木県のやいた八方ヶ原ヒルクライムで肌寒い思いをしてきました。しかし、イベントはどちらもホット!
今回が初回にあたる、やいた八方ヶ原ヒルクライムは、もともと地元ショップの記録会だったのが10数年続くことで、自治体からのお墨付きを得て、大々的に開催されたと言う経緯がありますが、汗汗フェスタ共々、10年以上続く魅力、関わる地元の方々の熱意というものをヒシヒシと感じます。
今回は地元自治体である矢板市のバックアップを得て、今や自転車王国とも言える栃木県の誇る宇都宮ブリッツェンと那須ブラーゼンが全面協力して実施、開催されました。
山頂は夏の盛りに17度くらいと冷え込む中、台風の影響で濃霧、雨風冷たいフィニッシュ地点でした。
しかし、台風の影響が読めない中で、安全のため距離をショートカット、そして参加の皆さんの体調を優先するため山頂でのイベントは全面的に省略するなど、台風を物ともせずに集まった多くのヒルクライマーのために最善を尽くした主催者の英断には、自分も100%同意しました。
雨中の滑りやすいダウンヒルも、ブリッツェンのビブスを着用した多くのセーフティガイドが少グループごとに先導することで、局所的な濃霧と強い雨でもトラブル無く無事に下山できました。
山頂では、僅かな時間のズレで、一部クラスの着替えなど荷物がオンタイムで届かないという事態もありましたが、主催者が最善を尽くして(警察の指導の範囲で出来うる限りを)いることを踏まえて、ともするとクレームになりそうな雰囲気を参加者が飲み込んで理解、協力されていたことも、とても共感出来ました。
また、フィニッシュ後、レース中の出来事を語らっていた方の中で、、チェーントラブルで走行不能になっていたところ、ブリッツェンの選手が停まって自ら手を汚して直してくれて、レースに復帰出来て感激したということを声を大にしていました。
自分もその様子をレース中に目撃しています。ブリッツェンの増田選手が、わざわざ冷たい雨の中、自分の走りをすてて、助けていたのを知っています。
主催者、ボランティア、招待選手、地元の方々、そして参加されたヒルクライマー、関わる全ての方が、台風のシビアコンディションの中、初回大会を成功させようと、それぞれの立場で目一杯に取り組んでいたことが印象的な一日となりました。
来年、再来年と、ますますこのホットなヒルクライムが、盛り上がっていくことを期待せずにはいられません。
肝心の自分の走りはというと、流石に10年間守り続けたコースレコードホルダーも、今や昔、集中して走ってみたものの、10%落ちくらいで走るのがやっとでした。バイクはとっても良かったのですけどねぇ(苦笑
POLAR V800で記録、POLAR FLOWでの走行データはこのリンクでシェアしていますので、是非ご欄ください。
https://flow.polar.com/training/relive/22481359
困難な状況ほど、その資質、能力、魅力が試されます。今回は、それらは合格点だったと、その場に居た全ての方が思っていることでしょう。
もちろん細かい改善点はたくさんあるかと思います。でも、こうして長く続いていくだろうイベントは育っていくのだな、と思った雨の一日でした。