竹谷賢二「45歳のMTB全日本選手権終了~!」
5年ぶり、45歳のMTB全日本選手権が終わりました。
結果は14位と、大体想定していた通りの感じです。付け焼き刃だけ間に合わせた状態だけですから、高望みはもちろん出来ませんが、トライアスロンで総合体力はついていますし、むしろスイムとランをやることで現役時代よりも、しなやかに動ける部分もあったかも、という印象です。
ペダリングパワー、高い強度の維持、そこから得られる加速の繰り返し、結果的なハイペースな巡航、それらは現役時代とは2レベルくらい落ちていました。。。
5歳の加齢とともに仕事も忙しく、加えて、8~10時間のロングトライアスロンに向けたトレーニングにより体力特性はすっかりエコカーモードになっていますから致し方ないところです。エコカーで高速を飛ばす程度の走りでは、大排気量のレーシングカーであるトップ選手には追いつくはずもありませんね(苦笑
なので、スタートから緊張せず終始リラックスして臨みました。まぁ、緊張するほどに備えてこなかった、と言ってもいいでしょう(苦笑
レース自体では、スタートから出遅れて心拍数、強度が上がっていませんが、それ以降、順次抜き始めてからは、一定で推移、コントロールする余裕を持って走りました。
POLAR FLOWによるデータ共有のリンクはコチラになります。動画形式で、見やすく、楽しいですよ、これ。
最後尾のスタートから前の厚い人の壁を、抜いていきレースが始まりました。
5年ぶりの中で、旧知の選手などの背中を見つけては抜いてを繰り返していきます。
最近のガチレースに出るのは、5年ぶりなので、久しく走ってませんでしたが、力任せで余り上手くない選手が多く、下りではあっという間に追いついてしまい、シングルトラックでなかなか抜けずに、1周目が一番遅く、しりあがりにペースは上がりました。
コースは難しいセクションもこれといってなく、簡単だったのでアシがあればガンガン抜いて行けます。
ガンガン抜く一方のままに、14位でレースを終えました。
ざっくり言って、5年間で大きくレースレベルが向上している、といった感じはしませんでした。これならば、少しだけMTBレースに向けたトレーニングを取り入れていけば、45歳になった今でも、10位以内に入るのは難しく無いと思いました。
シリアスなレースなので、楽しい、という印象はあまりないのですが、個人的には、旧知のMTBレース仲間達とのランデブーは、とても楽しかったです!5年前のレースシーンが一時思い出されました。
皆それぞれが、自分の引退後もMTBレースを頑張っているんだな、と感無量にも。何をやるか、ではなく、どうやるか。自分がこれだ、と思ったことを思いっきり出来なくて、何が出来ようか、いや何も出来ない。
人生の中で、思い切りやり切った、と思える人が幸せなんだと思います。
年に一度の選手権は、どの種目でも、そういった真剣な取り組みで、高みを目指す人の大会なので、敷居は高いですが、その分、その走りの様を観戦するのは、とてもオススメです!ぜひ来年はレース会場に足を運んで、観戦してみてくださいね!!
自分が次に出るのは、5年後だと公言してきましたが、ちょっとだけ、力を出せなかった自分がいますので、来年も出ちゃうかもしれませんし(笑
体は旧型ですが、バイクは最新型のS-WORKS EPIC 29 WCでレースは有利に走りました。難しいセクションのないコースではありましたが、高速走行での振動によるダメージ、コーナーなどでのコントロールを有利にしてくれますので、ハードテールではなくエピックで良かったです。疲れてコントロールがままならない自体に陥り、転んで怪我をするリスクは避けたかったですから。
とともに、サスセッティングは前後ブレインは僅かに動くようにしていて、漕ぎのコースでもガチガチに固めてはいませんでした。路面にはじかれない、安定したトラクションを得るのことがフルサスのメリットでもありますから、それは最大限に活かします。
そして、タイヤは、レネゲード2.3サイズのスリックタイヤを、1.4気圧で使いました。ちなみに体重は66kgくらいです。これにより、コーナーリンググリップとトラクションがさらに増して、ウエットなコーナー、新造のふかふかシングルトラックの激坂とキャンバーの下りコーナーも、上手くコントロールすることが出来ました。
鈍った体でもコースを攻略できるバイクを選ぶのは、ガチガチにトレーニング出来ない人には有効ですよ!
自分の今の体力特性でどこまで走れるのか、最新バイクの性能を思いっきり堪能する、それに加えて、自分がレースを出ることで、MTBレースに興味、関心を持ってくれるかが、実は一番の狙いでした。
これを機に、やってみたい、みてみたい、と言う人が増えてくれたら嬉しいですね~~!