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栗村修「メディアコントロール?」

Posted on: 2014.07.04
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最近ちょっと思うことがあります。

レースに関する一部の記事や情報がアンフェアというか不正確なことが多々あります。

あるチームや選手が消極的な走りをしてもネガティブな記事は掲載されず、逆にあるチームや選手が素晴らしい積極的なレースをした時にはスルーされてしまうことが少なくありません。

『何か見えない力でも働いているの?』 と思うくらいに…

声が大きい人の言葉がそのまま受け入れられ、そうでない人の言葉はなかったことにされてしまってるのでしょうか。

選手たちは命と人生を懸けてこの恵まれないスポーツに真剣に取り組んでいます。そして、自転車メディアの方々も命と人生を懸けて毎レース現場に足を運んでくださってドロドロになりながら選手たちの本当の姿を追い続けてくれています。

恐らくこの関係がなければ正確かつフェアな記事は生まれないでしょう。ですので、毎レース真剣にフェアにレースを追っかけてくれているメディア関係者の皆さんには感謝の気持ちしかありません。

しかし、本当の意味で最もフェアな 『記事』 というのはカメラMOTOを3台くらい入れてレースを生中継することです。そうすればどのチームのどの選手がどこで何をしているのかがハッキリします。

正直、レース現場に行ったとしてもコースの定点でレースを観ているだけではレースの本質を知ることはできません。また、レース直後の選手やチーム関係者にインタビューしたとしても、それこそ相当なバイアスがかかっているので逆に真実から遠ざかっていくことすらあります。

レースの取材数が多い方ほどそこをわかっているので、しっかりと自身の目で見たものと掛け合わせて記事を書きます。但し、やはり全ての人が真実を目撃できる 『生中継』 こそが最もフェアな手段であることは間違いありません。

がんばった選手やチームがなんのバイアスもかからずにしっかりと評価される環境こそが、モチベーションを最大化させて大きな成功に向かう近道となります。

その取り組みこそがこれからの自分の役目だと理解しているので、一歩ずつブレずに進んでいきたいと思います。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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