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栗村修「休養日明けのバットデイに注意 ツール・ド・フランス2018」

Posted on: 2018.07.16
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世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」は、前半戦最大のみどころである本格的な石畳ステージ(第9ステージ)を終え、総合優勝候補のひとりだったリッチー・ポート(BMC)が鎖骨骨折によりリタイアするなど、山岳ステージを前にはやくも厳しい戦いが繰り広げられています。

本日はルーベからの飛行機移動を終え、アヌシーでの休養日となっています。

明日からのアルプス3連戦を前にした個人総合順位は以下の様になっています。

2位 THOMAS Geraint Team Sky +0:43
4位 JUNGELS Bob Quick-Step Floors +0:50(落車あり)
5位 VALVERDE Alejandro Movistar Team +1:31
6位 MAJKA Rafał BORA – Hansgrohe +1:32(落車あり)
7位 FUGLSANG Jakob Astana Pro Team +1:33(落車あり)
8位 FROOME Christopher Team Sky +1:42(落車あり)
9位 YATES Adam Mitchelton-Scott +1:42
10位 LANDA Mikel Movistar Team +1:42(落車あり)
12位 NIBALI Vincenzo Bahrain Merida Pro Cycling Team +1:48
13位 ROGLIC Primoz Team LottoNL-Jumbo +1:57(落車あり)
14位 MOLLEMA Bauke Trek – Segafredo +1:58
15位 DUMOULIN Tom Team Sunweb +2:03
16位 KRUIJSWIJK Steven Team LottoNL-Jumbo +2:06
17位 BARDET Romain AG2R La Mondiale +2:32
18位 BARGUIL Warren Team Fortuneo – Samsic +2:37
19位 ZAKARIN Ilnur Team Katusha – Alpecin +2:42
21位 QUINTANA Nairo Movistar Team +2:50
22位 URAN Rigoberto Team EF Drapac p/b Cannondale +2:53(落車あり)
24位 MARTIN Daniel UAE-Team Emirates +3:22(落車あり)
30位 VAN GARDEREN Tejay BMC Racing Team +6:05(落車あり)
58位 BERNAL Egan Arley Team Sky +17:52(落車あり)

今回は、ここまでのステージで、打ち身及び擦過傷などを負ってそうな落車をしている選手を参考までに挙げてみました(漏れがあったらごめんなさい…)。

さて、9日間休みなく戦ってきた選手たちは本日最初の休養日を迎えているわけですが、休養日明けのステージというのは、必ずリズムを崩してバットデイに陥る選手が何名かでてしまいます。

更に休養日明けからいきなりアルプス3連戦となっているので、ここでのバットデイが命取りになってしまう可能性は十分にあるわけです。

このあとの総合争いに関係するステージを改めておさらいしてみると…

7/17(火)休養日明け/アルプス初日/未舗装路区間あり/下ってからフィニッシュ
7/18(水)108kmのショートステージ/獲得標高4,000m超/山頂フィニッシュ
7/19(木)クイーンステージ/ラルプ・デュエズ山頂フィニッシュ
7/24(火)休養日明け/ピレネー初日/下りフィニッシュ
7/25(水)65kmのショートステージ/獲得標高3,000m超/山頂フィニッシュ
7/27(金)最終山岳決戦/獲得標高4,700m/下ってからフィニッシュ
7/28(土)個人タイムトライアル/31km/アップダウン&テクニカル

まずは明日からのアルプス3連戦で総合優勝争いの概要がみえてくるはずです。

現状、最も有利な位置につけているのは「ツール・ド・フランス前哨戦」の「クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ」で個人総合優勝を飾っているゲラント・トーマス(チーム・スカイ)であるのは間違いありません。

ドーフィネでの走りをみる限りかなり上れており、フルームとの差59秒をチーム側がどう考えているのかが注目されます。

次に有利な位置にいるのがそのフルーム自身(上りとタイムトライアルの力を考慮して)。次いで、ログリッチェ(ロットNL)、デュムラン(サンウェブ)といった順でしょうか。

「ツール・ド・フランス」はいよいよ本当の戦いに突入します!

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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