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中川裕之「浦上太郎が魅せた自分のスタイル」

Posted on: 2015.08.18
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ダウンヒルシリーズ#3ウイング、#4福井和泉と連勝し、8月の前半だけで20万をサクッと稼いだ浦上太郎。ウイングは浅野ヨッシーに、和泉ではハジメに、中間ポイントまで先行されていながらの逆転優勝は、後半のバームとジャンプでの速さを示しています。

逆転、と簡単に書いてしまいますが、プロクラスのメンバーでそれをひっくり返すのは簡単ではありません。

和泉のキャニオン、速さだけを追求すると小さい方をつぶして低く飛ぶ、それは当然の判断で、ワールドカップでも魅せるライディングは金曜日の練習まで!と相場が決まっています。

しかし、今回の決勝、デカい方を飛べるライダーはみんな飛びました。ダウンヒルが持つ、見せる要素、日本のトップライダー達が世界中で受けてきた、あまりに刺激的な、イカれたライダーからの影響を、国内のローカルレースで発表する場だったんですね。

太郎君が入れた決勝でのウィップはシャンペリーでのダニハに匹敵する確信犯であって、タンクトップにノーガードで走るそのスタイルは、プロテクターに長袖、ネックブレース、グローブの装着を激しく推奨する僕に対する、彼なりの「自己責任」の現れだと受け止めざるを得ないのであります。

未来のヒーローを目指すヤングメン達はファン交流企画に参加してラインを真似するところからはじめましょう。そうしているうちに、何度か痛い目にも遭いつつ、自分のスタイルが見えてくると思います。

最凶のコンビ、マッドマックスのお二人も思わず笑顔の快晴。ダウンヒルシリーズは今期4/4、100%晴れ開催で突き進んでいます。

AUTHOR PROFILE

中川裕之 なかがわ・ひろゆき/'06年、大きな病気を乗り越える過程で写真を撮り始める。MTBレースを題材とする写真家として、国内はもちろん、世界選手権やワールドカップを追いかけて日々山の中で過ごしている。MTBのコアな部分にフォーカスした雑誌SLmの発行人。 筆者の運営する公式サイトはこちら

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