中川裕之「やる人、やるチームでありたい」

Posted on: 2015.07.28

今年、ウイングヒルズのコースリニューアルにあたって、ハジメに全てを任せました。

「君が良いように、好きなようにやってくれ」

これが僕からのオーダーです。

トップライダーの作るコースが必ずしも素晴らしいとは限りませんし、本来は本職のコースビルダーが叩き上げるのが理想だったかもしれません。限られた作業日の中で100%は追求できなかったとも思います。また、発注主のウイングさんにとって、これが正解だったかどうかの答えはまだ出ていません。

今日からワールドに旅立ったハジメが、出発直前に僕に送ってきたこの映像。なんでか理由はわかりませんが、ハジメはずっと笑ってます。なので、きっと、ハジメは好きなようにやれたんだと思います。

同じ時期にハジメは富士見のコース改良にも手を入れていたんですが、そうやってビルダーとしてのスキルが上がっていくのは素晴らしい事です。

こういったコース改修の予算が来年以降も各地で組まれて、この世界で頑張ってる人に仕事として流れて、そうしてマウンテンバイクのフィールドが成長していく事を願って止みません。

ウイングに限らず、瑞穂やトクサガミネ、福井和泉、菖蒲谷、スラムパーク、富士見、ヨシムタ、全ての会場が来訪してくれたライダー達に何かを残そうと頑張っています。もちろんそれはダウンヒルシリーズの舞台だけではなく、僕もまだ行った事のない全国のフィールドで同じだと思います。

気に入った事、気に食わなかった事、なんでも教えてください。
やるか、やらないか、どちらかというと、やる人、やるチームでありたいと思っています。

AUTHOR PROFILE

中川裕之 なかがわ・ひろゆき/'06年、大きな病気を乗り越える過程で写真を撮り始める。MTBレースを題材とする写真家として、国内はもちろん、世界選手権やワールドカップを追いかけて日々山の中で過ごしている。MTBのコアな部分にフォーカスした雑誌SLmの発行人。 筆者の運営する公式サイトはこちら

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