中川裕之「混戦というより激戦。ダウンヒルW杯第4戦終了」
MTBダウンヒルのワールドカップ第4戦、レオガン、レースが終わりました。ジョシュ・ブライスランド(サンタクルズ・シンジゲート)が初優勝、先週に引き続き、極限までハイレベル、猛烈に面白いレースでした。
写真左から、中川氏,清水,永田,優勝のジョシュ,井手川
昨日の予選でクラッシュし、膝を怪我してしまったカズキ(清水一輝)ですが、なんとか歩ける状態で、チーム表彰でポディウムに立ちました。
日本のライダーは残念ながら、もう何度、残念ながらと書いたかわかりませんが、その割りに悲しい気持ちはありません。
彼らは彼らなりに課題を持ってワールドに挑戦していて、結果とはまた別のところで各自が確実に進歩なり、次の課題を明確に見つけているからでしょう。
予選通過のラインはトップタイムから15秒以内であり、今日の決勝でも大きなミスをしたライダーを除けば、72位までのライダーが15秒以内に入るという、もう混戦というより激戦です。
ここに食い込むためにどうすれば良いのか、みんな冷静に考えている事を、外から見ている僕は感じています。
次に挑戦するのは北米ラウンドになりますが、ここでは少なくとも何人かは予選を通る走りを見せるでしょう。
それにしてもこの連戦は印象深いレースでした。明日はフランクフルトに移動して、明後日の飛行機で帰国します。