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栗村修「マネージメント」

Posted on: 2014.08.05
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先週末に参加した『大三島合宿』の座学・講義の最中に、参加者の方から『マネージメント』についての質問をいただきました。

『どうすれば部下のモチベーションを上げることができるでしょうか?』

その方は私と同世代で、会社では管理職を務めているとのこと。私がチームのマネージメントの話をしたことを受けての質問でした。正直、私はすぐに答え見つけることができませんでした…

よく考えてみると、自分が監督を務めていた時にチームに加入していた選手たちというのは、基本的に“自分の意思でチームで走りたい=仕事がしたい”と考えている者ばかりでした。

選手なので当たり前といえば当たり前なのですが、一般社会全体の常識と照らしあわせて、あそこまで高いモチベーションを持ったグループというのはそうそうないと感じました。

『結果を残さなければ金にならない』、『めちゃくちゃキツイ』、『命がけ』、etc

こんな条件を求人誌に掲載しても通常は応募ゼロでしょう…。そんな選手たちのマネージメントというのは、ある意味で簡単だったのかもしれません(実際は全然簡単ではありませんが…)。

監督と選手たちというのは時に利害が相反することもありますが、監督が愛情を持っている限りは根底の方向性は一致するはずです。

しかし、一般社会のグループでは下手をすると根底の利害そのものから相反してしまう気がします…その様な環境下でグループ全体のモチベーションを生み出しているグループのマネージャーの方々を尊敬します。

人が動くには動機が必要です。

それらを効率的にたくさん提供できる人こそ優秀なマネージャーなのでしょう。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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