福島晋一「冬の時代」
去年のストーブリーグは非常に厳しいものとなった。未だに元チームメイトの多くがチームを見つけられていない状態。ヨーロッパに来ないと世界レベルまで強くなれないのは当然の事だけど、中途半端な選手は生活したければ、日本にいた方がよい。
ヨーロッパにその分の選手の受け入れ口が存在しない時に、アジアの選手を受け入れるのはスポンサー獲得などのまっとうな理由が必要だ。
今あふれている選手たちは決して弱くはないからだ。早い段階でチームを決めた選手はいい。遅くなればなるほど、状況は厳しくなる。他国籍のチ-ムで走る選手はやはり覚悟が違う。どのチームも自国の選手を優先するからだ。
日本でも今年、若くして引退を決めた選手が数人いる。よく考えて出した結論だろうから彼らを自分も止めない。
やはり、どこの世界でも成功の鍵は「覚悟」だと思うから。
やめる選手に覚悟がないと言いたいのではない。