竹谷賢二「MTB全日本選手権に向けて!」

Posted on: 2014.07.13

来週末、7月20日(日)は5年ぶりのMTB公式戦、全日本選手権に参戦です!

2009年の引退レースから早5年、あれからどれくらいの能力の後退があったかは推して知るべしですが、それでも今の心技体でどこまで出来るのか、それもLTなど閾値以上でのトレーニングが殆ど無い、ロングのトライアスロンに向けたトレーニング特化している中で、どれくらい走れるのか、という興味があります。

そして、S-WORKS EPC 29 WC 、これがレース専用バイクであり、これを思いっきり本気のレースで走らせてみたい!という衝動に駆られての参戦決意でした。

本当は妥当であるマスタークラスで程々に走って楽しかった~といこうとも思ったのですが、せっかくの機会、だめもとでエリートカテゴリーでの参戦に決めました!

5年前、山本幸平に敗れて、それから幸平は5年間チャンピオンで在り続け、自分は能力落ち続けているので、正直、幸平から途方もなく遅れるでしょうから、完走ギリギリではないかと想定します。

とはいえ、プロ選手時代とは違いトレーニングもままならない状況の中で、どれだけ出来るか?
5月末の軽井沢MTBから9回しかMTBに乗っていません。

たったこれだけのトレーニングですからねぇ、その中でも、長時間の持久力はトライアスロンで鍛えられていますので、MTB特有のショートインターバルを中心に、トレーニングを隙間に入れて行いました。

今の感触としては、とりあえず間に合った感じがします!といっても、根本的なMTBの能力を取り戻したわけではなく、付け焼き刃が間に合っただけですがね(苦笑

近所での短時間インターバルには、集中して取り組みました。

最初はこんなキツイこと、やるんじゃなかった、良く現役時代はやっていたな、、、と遠い目でしたが、回数を重ねると次第にキツさに慣れてきて、激しい呼吸、体のじわっと動かなく、重くて辛いままに動かし続けることにも慣れてきました。

そのインターバルや、ジープロードをレースペースで登ってみると腕肩と腰の収まりに違和感があったので、ハンドリング重視からスタンディングダッシュでのインターバルでの漕ぎやすさを重視してみました。

ステムを110mm-4°→120mm-8°へと交換して、ハンドルを遠くやや低くという変更です。

これにより、スタンディングインターバル、レースペースでの上りも良い感触になりました。下りのハンドリングは、あとはレース前日のコーストレーニングで慣熟走行、急ピッチで対応したいと思います。

レース当日のスケジュールは下記の通りです。

7月20日(日)
8:00~8:30 ライセンス・コントロール、ゼッケン配布(CSC ゲート横)
8:00~9:00 クロスカントリ・オフィシャルトレーニング
9:30~   クロスカントリ・男子ジュニア決勝
9:32~   クロスカントリ・男子マスターズ決勝
9:34~   クロスカントリ・男子ユース決勝
11:00~   クロスカントリ・男子U23 決勝
11:02~   クロスカントリ・女子(エリート・ジュニア・ユース)決勝
13:30~   クロスカントリ・男子エリート決勝
表彰式は各レース終了後(スタート・フィニシュエリア)

会場は静岡県伊豆市にあります修善寺の、日本サイクルスポーツセンターになります。

海の日の連休中日、是非是非、観戦に来てくださいね!現役トップ選手の迫真の走りに魅了されつつ、後ろのほうでヒーヒー言っている自分をお尻を叩いて急かすように、応援して下さいね~~!!

AUTHOR PROFILE

竹谷 賢二 たけや けんじ/1969年生まれ 東京都出身。フルタイムワーカーとして働きながらMTBレースに参戦を続け、2000年に初めてMTB全日本選手権優勝を果たし、通算4度の全日本チャンピオンに輝く。2004年、MTBクロスカントリー日本代表としてアテネオリンピックに出場。 2009年の全日本選手権を最後にMTBプロライダーを引退。現役引退後はスペシャライズド契約アドバイザー、ポラール契約アドバイザーとして活動を開始。アスリートとしての経験を活かして各種レースやイベント、スクールに積極的に参加し、スポーツバイクの普及と発展に携わる。2012年からは、本格的にトライアスロンに参戦している。 筆者の公式ブログはこちら

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