高木聖雄「UCIが2016年からBMX PARKワールドカップ開催を発表」
BMX Freestyle Park performance at the FISE in Montpellier,France ©UCI
今年5月、国際自転車競技連合(UCI)は、UCI BMXフリースタイルパークワールドカップの立ち上げ、新たなUCIサイクリング規律としてBMXフリースタイルパークの統合を発表しました。
◆The UCI innovates by integrating BMX Freestyle Park into its development strategy
UCI BMXフリースタイルパークワールドカップの最初のフィールドは、エクストリームスポーツの国際フェスティバル、FISEワールドシリーズ2016年より開催されます。
UCIはこの開催にあたり、約20年間、FISEワールドシリーズを組織してきた会社、ハリケーン社に運営を依頼しました。
ハリケーン社は、1997年、フランス モンペリエに設立された会社で、43人の従業員を雇用し、これまで最大50万人規模のイベント企画を行ってきました。また、エクストリームスポーツで使われるスケートパーク製造まで手掛けています。
ハリケーン社の活動は主に『FISE(フィーズ)』と呼ばれる国際フリースタイルエクストリームスポーツのシリーズ戦を運営する事です。創設以来、ハリケーン社は、既に500以上の、地域、国、国際的なイベントを開催しています。
■なぜBMXフリースタイルパークがUCIの正式種目に選ばれたのか?
UCIの発表では、「BMXフリースタイルパークは壮観で規律のあるスポーツであり、これはオリンピック・ムーブメントの重要なターゲットで、都市に住む若者を魅了している」とされています。
競技内容は、決められた制限時間とコースで競技を行い、難易度、独創性、スタイル等の総合ポイントで判断されます。競技でのアクションはシンプルに説明する事ができ、また多くの他のスポーツよりも低コストで開催することができます。
競技コースは、低コストで大きな面積を必要としません。イベントは、スケートパークに似た会場で行われます。
この発表について UCI会長ブライアン・クックソンがコメントし、「優れたBMXフリースタイルパークがUCIに統合されたニュースは、国家連盟と私たちサイクリングスポーツのファンのためです。UCIは、規律、認識の高いレベルを提供しBMXファンの期待に応えることで、私たちのスポーツ発展を追求していきます。この取り組みによって、BMXフリースタイルパークは継続的なグローバル化の一歩を踏み出します。」
UCIと提携しFISEワールドシリーズ内のUCI BMXフリースタイルパークのワールドカップの組織のために熱意を持っている、エルヴェ・アンドレ・ブノワ、ハリケーン社最高経営責任者(CEO)はこう述べています。「我々ハリケーン社は、共通の価値観に基づいており、規律に過去20年間、開催してきたFISEで表現している方法を尊重しています。私たちとのコラボレーションはフリースタイルの分野の開発を加速させ、我々はBMXの前進と新たなステップをUCIと共に、貢献できることを誇りに思います。」