福島晋一「2020年に向けてやる事が見えてきた」

Posted on: 2014.08.09

スコットランド グラスゴーに八日間の研修に行ってきました。グローバルコーチングハウス。同じスポーツ海外指導者研修を受ける仲間たちと過ごした日々はとても糧となる日々でした。いままで、ヨーロッパの環境で悪戦苦闘してきたメンバーが一堂に会すると、盛り上がる盛り上がる。

ブリティッシュ英語の研修を八日間、9時から15時過ぎまで受けたのですが、終わってから仲間の手を借りて理解した時のすっきり感というか…。自分じゃ出来なかった事が、相談することで解決する日々。

そして、それを今の日本の自転車界に照らし合わせた時に問題山積。イングランドは20年前はメダルがなかったものをシステマティックに計画的に作り上げてここまで来た。

そして、今ヨーロッパにいる自分がすべきことが明確に分かってきました。

全力で走りだしたいところだが、今のフランスはバカンス。オフィスも閉まって、コーチもいません。明日からコーチの代わりにジュニアの監督をしてきます。

焦ってもしょうがない。

でも、いい物を作り上げたい。自転車選手気分が抜けなかった自分ですが、少し時間はかかりましたがやる事が見えてきました。

AUTHOR PROFILE

福島 晋一 ふくしま しんいち/岡山県出身 1971年生まれ。20歳からロードレースを初め、22歳でオランダに単身自転車武者修行。卒業後、ブリヂストンアンカーに所属し2003年全日本チャンピオンを獲得。2004年ツアー・オブ・ジャパン個人総合優勝、2010年ツールドおきなわ個人総合優勝。2003年から始めたチーム「ボンシャンス」代表に就任。2013年シーズンを最後に引退。JOCのスポーツ指導者育成制度でフランスのコンチネンタルチーム「ラ・ポム・マルセイユ」の監督として2年間の研修を経て、現在はアジアのロードレース普及を目指しアジアサイクリングアカデミーを主宰している。 アジアサイクリングアカデミー筆者の公式ブログはこちら

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