橋川健「クランクの長さが気になって止まらない」
クランクの長さが気になりだして止まらない橋川です。
脚の長い、短いに関わらず膝の角度が伸びた時145度、曲げた時65度と一定にする。昨日のポストは日本人選手の平均的なサイズと更に背の低い選手を想定していたのだけど、「じゃ、欧州選手の場合はどうだ?」って事で股下90cmも計算してみました。
ざっくりと、結論から言うと・・・
脚の長さ90cmの選手が180mmのクランクを使い、その選手と同じ膝の屈伸角度を保とうとすると、脚の長さが80cmの選手のクランクは159.8mmとなる。レースの現場では脚の長さが80cmの選手は170mmを使っている事が多いと思うけれど、その場合10mmも長いクランクを使っている事になる。
アダムハンセンのシクロワイアードの記事中にある
「自分が決して長すぎるクランクを使っているわけじゃなくて、むしろ小さい選手が長いクランクを使っていることがわかると思う。」って事なんだと思う。
クランクの長さに関しては慣れればさほど影響しないという説もあれば、短いクランクは
エアロダイナミクス
腰の股関節が開くので呼吸が楽になる
デッドポイントが減る
ケイデンスが上がる=集団内の位置取りが有利になる事が多い
等、多くの利点も挙げられている。
股下が80cm前後以下の多くの選手は短いクランクにするのが「理にかなっている」と思うのだが・・・もし「慣れる」のであればなおの事良い事ずくめだと思うのだが・・・ここはラ・クランクか!