安藤隼人「スムーズなローテーション」
今日は、朝から鹿児島県自転車競技連盟の高校生を対象にコーチングをしていました。毎月定期的にコーチングしていて今回で3回目。今日の目標は、「スムーズなローテーション」でした。
Posted by SMART Coaching on 2015年10月10日
自転車に乗る人は増えていますが、スムーズなローテーションができている人は全くと言っていいほど増えていないように思います。この問題は、ホビーレーサーだけでなく今年のJPT開幕戦でも、あるPチームの無防備なローテーション?による斜行で大落車を引き起こしていましたね。
特に自転車競技歴が浅く、一人で練習している方は、集団走行の基礎基本を理解していないので、いざエンデューロやレースで走ると、集団内で好き勝手に走り(本人は好き勝手と思っていない)、他の選手に迷惑をかけるだけでなく落車の原因となります。
しかも、たちが悪いのが、集団後方で落車があった際に自分が原因で起きたか、どうかを知る術がない事です。
集団走行の練習をすると、自分のどのような動きが、後方や横の選手に迷惑なのかがわかってきて、お互い気を使いあいながら走る事ができ安全です。お互い安心できるからリラックスして走る事ができ、結果的に同じスピードを楽に走る事ができます。
レース中に多少体が触れたくらいで、大声あげてる方ほど、余裕がなく、そういうライダーこそパワートレーニングする前に、動画のような密集したローテーション練習をする事をお勧めします。
今日は、まずピストで時速30キロ位から始め、徐々に速度を上げて慣らしていきました。その後、バンク敷地内の管理道路を使って、40キロ前後を維持するローテーション練習を行いました。
もちろん、ただローテーションして走るだけではなく、なぜ近寄れないのか?接触した時にどう対応したらいいのか?などの疑問にも答えながらコーチングを行いました。
ただ、このような練習は、一部の人だけ上手くても、集団全体の安全性は向上しません。レースに出る全員が共通して意識を持ちスキルを身につけているかが重要です。
チーム単位での出張コーチングも行っていますので、興味のある方はお問い合わせ下さい。もちろん、自分達で行うときは、道路交通法では並進禁止ですので、バンクやクローズドな道を使って行うようにして下さいね!