三瓶将廣「2015W杯シーズンを終え日本は13位。いざ、リオ五輪プレ大会へ」

Posted on: 2015.10.02

9月25日から2日間、ワールドカップ最終戦・アメリカ大会が行われ、終始雨が降り続く中、日本チームは吉村樹希敢選手が46位、瀬古遥加選手が31位で大会を終えました。

先週末に開催されたワールドカップ最終戦アメリカ大会には、日本からは男子5名、女子1名が参加し、吉村樹希敢選手と、瀬古遥加選手が翌日の決勝ラウンドへ進出しました。

2名とも2年ぶりのワールドカップ予選突破となり、決勝ラウンド常連の長迫選手は不通過に終わったものの、日本チームとしては新しい流れで大会最終日をむかえました。


Photo : Yoshitaku Nagasako

天候は回復しなかったものの、小雨の中ウォームアップがスタート。しかし、ここで女子の瀬古選手が転倒してしまい、大きな怪我はなかったものの、軽い脳震盪もあり、残念ながらリタイアとなってしまいました。


Photo : Yoshitaku Nagasako

残された吉村選手。もちろん1/8決勝からはレベルがグッと上がるものの、ここからは何が起こるかわからず、全員にチャンスがある。


Photo : Yoshitaku Nagasako

吉村選手は100%のライディングを発揮し、途中は昨年の世界チャンピオンであるサム・ウィラビーと争う場面も見られたが、準々決勝へは進めず、総合46位で大会を終えました。


Photo : Yoshitaku Nagasako

結果、吉村選手がUCIポイントを獲得し、日本は同ポイントで13位へランキングを戻しました。

今シーズン、ワールドカップでのポイント加算が予想より下回ってしまった日本チーム。この差を挽回するべく、残りの半年間さらなる軌道修正が必要です!

10年以上同じクラスで戦ってきている長迫選手と吉村選手。今後もお互いを刺激し合い、良い流れに繋がることにも期待です!

さてアメリカ大会も終了後、同コースでの練習を予定していましたが、雨天のため中止。アメリカのジムの代名詞でもあるGold’s Gymで身体を動かし、昨日から日本の反対側ブラジルへ移動してきました!

今回参戦する大会はリオ五輪テスト大会に位置づけられ、来年オリンピックにて使用する実際のコースでレースが行われます!明日、いよいよ会場公開、練習走行が行われるので、また現地からレポートします。

【Video:2015 supercross, U.S.A – Elite Women’s Final】

【Video:2015 supercross, U.S.A – Elite Men’s Final】

AUTHOR PROFILE

三瓶 将廣 さんぺい まさひろ/川崎市出身。プロBMXライダーであり、一般社団法人SYSTEMATIC BMXの代表を務める。5歳からBMXレースを始め、中学校入学と同時に拠点を海外へ移し、これまで17年間18カ国にて、レースに取り組んできたライダーである。全日本選手権3連覇、2011年アジア選手権優勝。日本を代表するプロライダーの一人。現在、ライダー業の傍ら、BMX/自転車普及活動を目的に、一般社団法人SYSTEMATIC BMXの代表としても活動している。 筆者の運営する公式サイトはこちら

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