腰山雅大「T-1 Rubenフレームを組みました」

Posted on: 2020.03.22

さてCXシーズンが終わって、以前から検討していたBMXフレームの載せ換えをしました。

いまのフレームはSunday Bikesのアーロンロスシグネチャー。YETIカラーに自分で塗ってかれこれ4年以上、BB低くてリヤタイヤの操作感も良くたいへん気に入っていました。特に不満もないのですが、さすがに長く乗っているし、モチベーションアップも兼ねて新調することにしました。

FBMが生産を辞めたアナウンスもありましたが、2000年代にライダーオウンブランドとしてその地位を築いたブランドは多くて、S&M、FBM、METALなどなど、中でも “Terrible One” はスタイルを追求するメンバーで構成された独特なブランドでした。

長くBMXに携わる身としてT-1を選ぶのは最後の選択な気もしていまして。それこそいつかはクラウン的な。正直長年避けてきたところもありますが、一番乗りたいフレームを選ぼうと決めて、Terrible Oneの Ruben Alcantaraシグネチャーを購入しました。

【関連動画:GROUNDED RUBEN ALCANTARA】

せっかくなのでメンテナンス台に乗せて、ゆっくり丁寧に組み上げていきます。仕事終わりに日に1時間弱ずつ進めて結局5日間ほど、ポジションからブレーキタッチまで全て納得行く状態にして組み上げました。

パーツは、フレームに合わせてハンドルもT-1のクラシック(8.25/Raw)、フォークは自転車を長くしたかったのでDemolitionのFOX Forkにしました。ベアリング類も新調して、意味あるかわかりませんがグリスも打ち替え。グリスってハウジングにたっぷり塗るもんだと思ってたんですが、NTNのサイトを見ると温度にもよりますが、大体ハウジングの3割程度満たしていれば良いんですね。

ちなみにチェーンはCXで使っていた和泉チエンの“V”を奢ってやりました。BMXのパークなんぞに必要ない性能ですが、見た目的にもブランド的にも大好きなので良いかなぁと。

デカールは「複数つけておくから好きなところに貼ってくれ」スタイル。僕はこういうの逆に困るんですが、Instagramでリサーチしまくって位置決めしました。

以前と近いポジションにしてあるので然程乗り味は変わってないのですが、フォークの突き出し伸びた&ヘッドも寝ているのでスピード出したときの直進安定性はかなり上がりました。特にバートでのエアはかなり楽になりました。

あと違いの分からない僕でも分かる程度にフレームが柔らかい。力が逃げる感じもありますが、それよりも腰や関節に優しいマイルドな乗り味がいかにもルーベンな感じです。

シクロクロスのシーズンを終え、これからはトレーニングに加えてBMXもとても楽しめそうです。

なお、以前アナウンスしていたスケートパークでのBMXスクールもおかげさまで好評で、続けて開催しています。

詳しくはこちらをどうぞ。 http://www.goodskates.com/lesson.html

AUTHOR PROFILE

腰山雅大 こしやま まさひろ/1986年4月10日生まれ。兵庫県出身。 '00年、BMXと出会う。競技を続ける傍ら、BMX専門誌への寄稿、コンテストでのジャッジ、MC、競技大会の主催など、マルチに活動をする。'14年にシクロクロスを始める。変速機のないシングルスピードの車両(SSCX)で参戦を続け、現在カテゴリー1を走る。'15年からアメリカ、ミネアポリスの自転車ブランド “All-City Cycles” のライダーとして活動をする。趣味はコーヒー。 ◆筆者の公式ブログはこちら ◆筆者のInstagramはこちら

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