腰山雅大「W杯初優勝 、ピドコックの走り」
CXワールドカップ11戦のRucphen(ルクフェン)の動画をようやく見れた。ピドコックがW杯初優勝で、非ベルギー・オランダ勢での優勝が何年ぶりとか。
高速巡航のコースで、割とパックで走る感じ。前半はラーズバンデルハーと兄バンデルポールが飛び出すが、10人くらいのパックになっていつものメンツが前を牽く状況。それを後ろからジワジワ追うピドコック。
中盤を終えてピドコックが追いついてからも先頭入れ替わり、最終周回でイズリビッドとマイケルバントールハウト(彼の走り大好き)が逃げるが、ピドコックが捕まえて、シケインで順位入れ替わり。ピドコックが優勝って展開だった。
シケインで追い抜くには手前のコーナーでイン側を取る必要があるから、その前のコーナーでアウト側にライン変えてる。何よりその最速ラインを最終周回まで見せないしたたかさ。脳も脚もある鷹やん🦅https://t.co/gRXWbsOT32 pic.twitter.com/Y12rMMbEeQ
— 沢田 時 (@SAWADA_Toki) December 19, 2021
トッキーも書いてたけど、最後の最後で侵入のライン変えてて笑ってしまった。この状況で頭冴えてる。ここまできっちりレースが決まる展開は経験少ないけど、僕もよくレース中に「嘘のライン」走ったりしてる。
Interview Pidcock after todays finish:
"I didn't give up and Eli just backed off on the final hurdles and I just thought, yeah fuck it 😁". Now that's a winners mentality 🔥👌. pic.twitter.com/g0ltkqrsYc— Debby 🖤💛 (@Debby_Drckx) December 18, 2021
更に笑ったのが、レース後のインタビュー。最後の展開のことを話してるけど、「Fuck it!」(*で、最後やってやったんだよ)で空気が一瞬凍っててウケた。いいな、若くて。
(*この「Fuck it!」は「で、最後やってやったんだよ」ではなくて「もうどうにでもなれ」「一か八か」的なニュアンスの「Fuck it!」やで、とご指摘いただきました。なるほど。)
レース全体を見てて、ピドコックが全然速そうに見えなかったのが印象的。よく見ると休みどころでめちゃめちゃハッキリ休んでて、そう見えただけっぽい。他の選手はインターバル箇所以外でも前のめりで攻めてる感じがあったし、逆にピドコックのリラックスしてる感がすごかった(語彙)