三瓶将廣「シーズンイン直前!今年は継続出場が目標ではなく、ステップアップの年に」

Posted on: 2014.03.10

みなさんこんばんは!あっという間に今年も3月です!2月は雪の影響もあって、1日しかコースでライディング出来なかったので残念でしたが、自転車に乗りたいモチベーションは、かなりあがっているので、3月から春陽気になることを祈ってまたライディングを再開しようかなと思ってます。

シーズンインと言うことで日本人ライダーも続々と海外へ飛び立ち、4月のワールドカップ開幕に向けて最終調整を始めています。先週末の日曜日には今年からエリートクラスに上がる吉井康平と、昨年度、世界選手権で7位に入り、日本BMX界の歴史に名を残す好成績をおさめた長迫吉拓が、それぞれのトレーニング地へ出発しました。

康平は暖かい気候のフロリダへ!毎年アメリカでは、シリーズ戦の最初のビッグプロレースがフロリダで行われます。今回も2週間後に行われ、それに向けて同コースで練習中とのこと。地元のムキムキマッチョモデル、ウィル・グラントと充実したトレーニングが出来ていると、毎日写真をくれるけど、別にいらないです。

吉拓はいつものトレーニング拠点、ワールドサイクリングセンターがあるスイスのエイグルへ!今年はコースもリニューアル予定で、さらに充実した環境でトレーニングがつめるとのこと。出発前のインタービューでも、ステップアップを目標にあげているので、さらなる期待とプレッシャーをチカラに変換してくれるでしょう。

そして、彼らを追いかけるように、翌日には松下巽も長年見てもらってるコーチ、PHのいるフランスへ、ボンジュール!今年からバイクもコーチとお揃いになって、心機一転スタートです。

ライダー達が一緒に集まって練習することは、もちろん大事だし、お互いが成長しあえるのでとても効果的です。しかし、今回のように「日本人1人」の環境に飛び込んでいくのも、これまたプラスになります。困る場面が多いから、その時にたくさんのソリューション=解決策を考えることで自分の引き出しが増える。そして、どんなシチュエーションが来ても対応できるようになるはずです。

今月はさらに2人のユースライダーがアメリカに出発、たくさんの経験をしてくることでしょう!日本でも今年最初の合宿があるから、出来るだけノウハウを転送をしていきたいです。そんな中、ロードの福島選手がコラムでいいコトを書いていた。

既に出国したエリートの3人とは、来週イギリスで合流し、その週末に行われるUCI、Class1カテゴリー大会に参戦。4月に行われるワールドカップ初戦が今年もイギリスのナショナルサイクルセンターで行われるので、そのための事前練習を兼ねたレースと練習になります。

BMXレースは、毎回コースも違うので、短時間で対応していく能力が鍵となるので、速い選手はすぐに自分のパフォーマンスを出してきます。今回、日本チームは、せっかく事前練習が出来るチャンスがあるので、少しでもアドバンテージをつけることが必要になってくるでしょう。

今回でリズムを掴み、4月の初戦で勢いをつけていければと思います。今年は、継続出場が目標ではなくて、着実にステップアップできるように改善していくことが課題かな、と思ってます。

って1人でパソコンとにらめっこをしながら燃えている三瓶将廣です。

元MTBオリンピック代表の竹谷賢二さんがコラムで書いている「”なにをやるか”は、もちろん大切ですが、”どうやるか”のほうが、もっと重要なのです。」という、言葉をいただいて、今年は参戦するだけにならない年にしていきたい!

AUTHOR PROFILE

三瓶 将廣 さんぺい まさひろ/川崎市出身。プロBMXライダーであり、一般社団法人SYSTEMATIC BMXの代表を務める。5歳からBMXレースを始め、中学校入学と同時に拠点を海外へ移し、これまで17年間18カ国にて、レースに取り組んできたライダーである。全日本選手権3連覇、2011年アジア選手権優勝。日本を代表するプロライダーの一人。現在、ライダー業の傍ら、BMX/自転車普及活動を目的に、一般社団法人SYSTEMATIC BMXの代表としても活動している。 筆者の運営する公式サイトはこちら

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