チンハイレイク第6ステージ 石橋学のアシストからNIPPOがワンツーフィニッシュ!
11日に行われたツアー・オブ・チンハイレイク(中国、UCIアジアツアー2.HC)の第6ステージで、ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザのグレッガ・ボレがステージ優勝。さらにチームメートのピエールパオロ・デネグリが続いて2位でゴールし、チームでワンツーフィニッシュを果たした。
全13ステージで開催されているツアー・オブ・チンハイレイク。第6ステージは、Guide(貴徳)からTongren(同仁)までの207.79kmで開催され、途中45km地点に1級山岳、103km地点に3級山岳が設定され、Tongren(同仁)のゴールに向けて、緩やかな上り基調となるコースプロフィールとなった。
中間地点となる3級山岳を越えて、2選手が逃げる展開となり、40名ほどに絞られたメイン集団には、ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザから、ボレ、デネグリ、アレッサンドロ・ビソルティ、石橋学の4選手が残った。
先頭の2選手とメイン集団は最大で7分ほどのタイム差がついたものの、下り区間で、石橋学がドラパックらスプリンターチームと協力して強力に集団をペースアップさせる。そして、ラスト10kmを切って、最後まで逃げていた選手を吸収すると集団スプリントの展開に持ち込んだ。
ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザは、デネグリがラスト100mまでボレを牽引し、最前列からボレを発射。そのまま先頭でゴールラインを越えて、ボレとデネグリによるワンツーフィニッシュとなった。
ステージトップ3の表彰式
■グレッガ・ボレのコメント
「これまでに多くのステージレースを走り、今回のレースでも疲れを感じていたので、今日の勝利は少しサプライズでした。しかし、デネグリ、ビソルティ、石橋、彼らが非常に良く働いてくれ、今日のステージで勝つことができました。勝つことができてとても嬉しく思っていますし、チームワークがあっての勝利でした。チームに感謝しています」
■石橋学のコメント
「キツかったけど、自分の走りが結果に結びついて良かったです。ちゃんと仕事ができたな、という気持ちで嬉しいです。また明日からもチームで協力して、最後に勝利につなげられるように頑張りたいと思います」
アシストとしての仕事を全うした石橋学
12日の第7ステージは、Tongren(同仁)からHualong(化隆)までの141.7kmで開催される。第8ステージに超級山岳が残っているが、後半は平坦基調のステージが多くなる。
スプリンター中心の布陣で臨んでいるヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザにとっては、多くのチャンスが訪れることになる。
【写真・情報提供:ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザ】