イタリアに舞台を移したジロ、第4ステージは雨天で落車頻発。新城は危険回避で112位。

Posted on: 2014.05.14

第97回ジロ・デ・イタリアは、13日、舞台をイタリアに移し第4ステージが行われ、ナセル・ブアニ(フランス/FDJ.fr)が、雨天でのスプリント合戦を制し、グランツール初勝利を手にした。頻発する落車を回避した別府は25位。新城は112位でレースを終えた。


ペースが上がった最終周回での新城。(Photo Miwa IIJIMA​)

いよいよ、イタリアでのレースが始まったジロ・デ・イタリア。昨日早朝から空路で移動してきた選手たちを配慮し、14時45分と遅めのスタート時間を設定し、112kmと短い距離で行われた。チームヨーロッパカーの新城は、早速パールピンクのスペシャルC60で出走した。

スタート時間に合わせるかのように降り出した雨は、南イタリア独特の路面と、テクニカルな周回コースに大きな危険を呼んだ。

そうした中、「リスクが大きい」と判断した選手たちから、周回コースを省くか、またはレースをニュートラル(成績に関係のないレース)にしてほしいという意見が出された。それでも、レースは通常通り行われたが、案の定、落車が頻発。選手たちからは不満の声も上がった。

新城は、落車を回避し、集団でゴール。112位でステージを終えた。「とにかく無事でよかった。そう言うしかないレースだった。普通に走っていても滑って転びそうだった。新しい自転車で転びたくないよ。新車の乗り心地はバッチリです。」と、語った。


​雨が降る中、ニューマシンでスタートをしていく新城。(Photo Miwa IIJIMA)

明日の第5ステージは、タラントからヴィジャーノまでの200kmで、今大会最初の山岳が登場する。終盤2つの4級山岳を超え、残り7kmから、上りゴールまでのラスト1kmは最大勾配8%の山頂ゴールとなる。

【ジロ・デ・イタリア 第4ステージ結果】
1位 ナセル・ブアニ(フランス/FDJ.fr)
2位 ジャコモ・ニッツォロ(イタリア/トレックファクトリーレーシング)
3位 トム・フィーラース(オランダ/ジャイアント・シマノ)
4位 ロベルト・フェラーリ(イタリア/ランプレ・メリダ)
5位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア/キャノンデール)
25位 別府史之(日本/トレックファクトリーレーシング)
112位 新城幸也(日本/ヨーロッパカー)

【個人総合成績】
1位 マイケル・マシューズ(オーストラリア/オリカ・グリーンエッジ)
2位 アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア/オメガファーマ・クイックステップ)+8”
3位 ダニエル・オス(イタリア/BMCレーシング)              +10”
4位 イヴァン・サンタロミータ(イタリア/オリカ・グリーンエッジ)    +14”
5位 ピーター・ウェーニング(オランダ/オリカ・グリーンエッジ)

【大会オフィシャルページ】
http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2014/it/index.shtml

(記事:TeamEuropcar PR Manager Miwa IIJIMA)

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