ジロ第1ステージ ヨーロッパカーは不運の雨でタイムロスも、新城は「調子は良い」

Posted on: 2014.05.10

現地9日、第97回ジロ・デ・イタリアが北アイルランド最大の都市ベルファストで開幕した。第1ステージは、チームタイムトライアルが行われ、オリカ・グリーンエッジがトップタイムをたたき出し、同チームのスヴェイン・タフト(カナダ)がマリアローザに袖を通した。別府所属のトレックファクトリーレーシングは11位。新城所属のヨーロッパカーは21位で初日を終えた。


スタートを切るチームヨーロッパカー。右端が新城(Photo Hitoshi OMAE​)

第1ステージのチームタイムトライアルは、​ほぼフラットな21.7kmのコース。現地時間の18時35分にスタートしたチームヨーロッパカーは、降雨の影響でウェットな路面コンディションで走行することを余儀なくされた。

不運にも、前後のチームの走行中はドライコンディション。チームヨーロッパカーは、ライバルチームから大きくタイム差を広げられることとなってしまった。結果、トップから1分48秒遅れの21位で第1ステージを終えた。


​先頭でスタートしていく新城(Photo Yuzuru SUNADA)

■レース後の新城のコメント
「チームタイムトライアルのスタートで1番手を初めて任されて、ちょっと緊張しました(笑)。運悪くヨーロッパカーのときだけ雨。でも、このとても不利なコンディションでタイムトライアルのスペシャリストもいないチームなりに、良く走れた。

ほかのチームと同じ条件で走っていれば、1分はタイムが違っていた(縮まっていた)と思う。そのくらい、みんなも自分も調子が良い。だからこそ、前半は冷静に、ピエールを守りながら静かに様子を見て走りたい。」

第1ステージを終え、調子の良さを確認した新城。そのコメントから、今後の走りへの期待が高まる。

第2ステージはベルファストをスタートし北上し、北海とアイリッシュ海海岸線を通りベルファストでゴールするほぼフラットな219km。スプリント勝負になることが予想される。

【ジロ・デ・イタリア 第1ステージ結果】
1位 オリカ・グリーンエッジ      24’42”
2位 オメガファーマ・クイックステップ  +5”
3位 BMCレーシング            +7”
4位 ティンコフ・サクソ         +23”
5位 チームスカイ            +35”
11位 トレックファクトリーレーシング  +1’00”
21位 ユーロップカー          +1’48”

【個人総合成績】
1位 スヴェイン・タフト(カナダ/オリカ・グリーンエッジ)
2位 ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア/グリーンエッジ)
3位 ピーター・ウェーニング(オランダ/オリカ・グリーンエッジ)
4位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア/オリカ・グリーンエッジ)
5位 マイケル・マシューズ(オーストラリア/オリカ・グリーンエッジ)
75位 別府史之(日本/トレックファクトリーレーシング)
140位 新城幸也(日本/ユーロップカー)

【大会オフィシャルページ】
http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2014/it/index.shtml

(記事:TeamEuropcar PR Manager Miwa IIJIMA)

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