新城幸也ヨーロッパ初戦、ティレーノ~アドリアティコが開幕!第2ステージでゴールスプリントに備えるも不発

Posted on: 2014.03.14

イタリアで7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコ(UCIワールドツアー)が3月12日に開幕。ヨーロッパカー、新城幸也のヨーロッパでの初戦となる。第1ステージでチームタイムトライアルが行われ、オメガファーマ・クイックステップが制し、平坦基調の第2ステージはマッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング)がスプリントでステージを制した。


2010年のジロ・デ・イタリアの3位以来、イタリアでの人気は絶大。TV中継でも良く紹介されている(Photo Miwa IIJIMA)

3月12日から18日の日程で行われるティレー〜アドリアティコ。1966年から開催されているクラシックレースの1つで、例年スプリンターにもチャンスのあるレイアウトが組み込まれている。

第1ステージはチームタイムトライアルが行われ、オメガファーマ・クイックステップが平均速度54km強で走り、優勝。先頭でフィニッシュラインを通過したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)がリーダーとなった。

第2ステージはティレニア海沿いを北上。前半から中盤まで緩やかなアップダウンを繰り返す166km。集団でのゴールスプリントが予想されていたため、新城に課せられたチームオーダーはゴールスプリントに備えること。

序盤に形成された5名の逃げグループ。この中にチームメイトのダビデ・マラカンが含まれていたため、新城はオーダー通り後方集団でゴールスプリントに備える。

先頭グループとメインングループとの差は3分ほど。市街地を3周回する周回コースに入ると、その差は一気に縮まり、最終周回で集団は1つとなった。ゴールスプリントはマッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング)が並みいるスプリンターを抜きさり勝利を飾った。

レース後、新城は「チームメイトのトニーのゴールスプリントに備えていたが、最後はトニーを助けることができなかった。それでも一人でスプリントして9位に入ってくれた。トニーは、もっと上を狙えた。と言っていたので助けてあげられられなかったのは残念だった。第3ステージは登りゴールで自分好みのコースなので調子良くゴールまで行き、着に絡みたい。」と語った。

第3ステージは、序盤に2つの山岳があるものの、後半はかけてはほぼフラットな210km。

◆ティレーノ〜アドリアティコHPはこちら

【記事・写真 Miwa IIJIMA】

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