ツール第14ステージ アシストに徹した新城幸也「怪我は大丈夫、明日こそしっかり働かないと」
ツール・ド・フランス第14ステージ。アップダウンが続き4級・3級の山岳が構える191km。多くの選手たちが逃げ切るチャンスを狙って、アタック合戦が繰り広げられる。しかし、なかなか決定的な逃げが決まらず、ハイペースでレースが進行していく。
中盤を過ぎて形成された14人の逃げグループに新城のチームメイト、セリル・ゴッチェが含まれているため、新城はメイン集団でボトル運びなどの仕事をこなす。結局この14人が逃げ切り、新城はメイン集団の後方122位でゴールした。
レース中ケガしている手で自転車を支えながら補給食を取る新城 (photo Miwa IIJIMA)
レース後、新城は「今日のアタック合戦は長かった。自分も動いてはいたけど、、、。怪我は大丈夫。問題ないよ。明日のモンバントゥーこそたくさん働かないと!!」とゴール後元気に語り、周囲を安心させた。
フランス中がお祭りムードに包まれる、明日の革命記念日は『死の山』モンバントゥーゴールの超級ステージ。新城の所属するチームヨーロッパカーとしては、ピエール・ローランの山岳賞ジャージを保持できるかを左右する重要なステージとなる。その分、新城が担う仕事が大きいことが予想され、チームのため、エースのために働くという強い意気込みがみなぎっている。
ゴール後手を気にする新城 (photo Miwa IIJIMA)