ツール・ド・リムザン初日を終えた新城、連覇に向け総合2位の好位置につける
フランスのリムザン地域圏で開催されるツール・ド・リムザン2013(Tour du Limousin)が、8月20日からスタートした。昨年このレースを制したチーム・ヨーロッパカーの新城幸也も出場。
昨年、日本国籍選手として初めて、HCカテゴリレースで総合優勝を果たした新城幸也、ディフェンディングチャンピオンとして挑む本大会で、どのような走りを見せるのかに注目が集まる。
この大会に、広報アシスタントとして現地入りしているチーム・ヨーロッパカー飯島美和氏(Miwa IIJIMA)の現地レポートをお届けする。
ーーーー■ ツール・ド・リムザン初日・現地レポート
ツール・ド・リムザン初日、積極的にレースを展開する新城
photo Miwa IIJIMA
昨年の総合優勝者として、ゼッケン1番を付けた新城は当然、他チームからのマークがきつくなり、動きにくくなる。
しかし、序盤はしっかりとチームメイトが4人の逃げに乗り、新城はメイン集団後方でレース展開を見極めます。勝負どころで新城自身得意のコースということもあり、積極的にレースを展開し、残り20kmで新城を含む有力選手11人の選手の先頭集団が形成され、ゴールまで10kmを切ったタイミングで新城はさらにそこからの逃げ切りを
狙うが、1名の選手が新城のアタックに反応。結局2名でのゴールスプリントになったが、先に足を使い切っていた消耗の激しい新城は惜しくも届かず2位で第1ステージを終えた。
ハンドルをたたき、悔しさを露わにゴールする新城
photo Miwa IIJIMA
レース後の新城のコメント「悔しいっ。勝ちたかった・・・。ツールぶりのレースで焦りと欲が出てしまったのが敗因、もう少し落ち着いてゴールスプリントに持ち込んでいれば…。でも、よく動けていたからコンディションは良いことが確認できた。今日の消耗は大きいけど、明日からも積極的に区間優勝を狙っていく!!」
と、僅差の2位に悔しさを隠しきれない様子で語っていた。新城はステージ2位、総合4秒差の2位で第1ステージを終えている。
現地レポート・撮影=Team ユキヤ アシスタント/飯島美和(Miwa IIJIMA)