ガーミンのヴォンホフが2度目のクリテリウム制覇!日本人最高位は別府の5位

Posted on: 2013.10.20

18日に栃木県宇都宮市で幕を開けたアジア最高峰のワンデイレース「ジャパンカップ」は19日、宇都宮市街地でクリテリウムレースが行われ、スティール・ヴォンホフ(ガーミン・シャープ/オーストラリア)がゴールスプリントを制し2011年に続き2年ぶり2度目の勝利を手にした。日本人最高位は別府史之(オリカ・グリーンエッジ/スペシャルチーム)の5位となった。


混戦のゴールスプリントを制したS.ヴォンホフ

宇都宮駅から伸びるメインストリートを封鎖して行われるジャパンカップクリテリウムの開催は今年で4回目。毎年、沿道には隙間なしにファンが詰めかけ、国内外のトップレーサーたちのスピードレースに熱い視線を注ぐ。

歴代最多となる7チームのUCIプロチームが参戦することとなった今大会は、例年以上の熱気がコースを包み込んだ。

レースは、1.55kmの周回コースを20周。89選手でスタートを迎えた。

レーススタート直後、戦いの口火を切ったのはクリテリウムスペシャルチームとして参戦した競輪選手、深谷知広だった。深谷は2周目には吸収されたものの、序盤からハイスピードなレース展開を生み出すこととなった。

その後、チームニッポの中根英登ら3選手が先頭集団を形成。後続におよそ20秒ほどの差をつけ、レースは終盤戦へとむかっていく。

メイン集団では、スカイプロサイクリングやガーミン・シャープ、ブリヂストンアンカーといったチームが主導権争いを演じ、徐々にトップグループとの差を詰めていく。

そして残り3周で先頭集団を吸収すると、集団内ではゴールスプリントにむけて激しい位置取り合戦が繰り広げられる。

残り600mを切り、各チームのスプリンターたちがフルスロットル。激しいスプリント勝負が繰り広げられる中、スティール・ヴォンホフ(ガーミン・シャープ/オーストラリア)が巧みな位置取りで混戦を制し、2011年以来2度目のクリテリウム王者に輝いた。


ファンの声援に応えるクリテリウム上位3選手

翌20日は、宇都宮森林公園周回コースで行われるジャパンカップ本戦。およそ150kmにも及ぶ戦いは、果たしてどんなドラマを生むのか。ファンの期待は高まるばかりだ。

【ジャパンカップクリテリウム リザルト】
1位 スティール・ヴォンホフ(ガーミン・シャープ/オーストラリア)
2位 ベルンハルト・アイゼル(スカイプロサイクリング/オーストリア)
3位 マッテーオ・トレンティン(オメガファーマ・クイックステップ/イタリア)
4位 ブラッド・ハフ(ジェリーベリー/アメリカ)
5位 別府史之(オリカ・グリーンエッジ/クリテリウムスペシャルチーム)

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