Jプロツアー第5戦群馬CSC 畑中勇介が3年ぶりのルビーレッドジャージをたぐり寄せる

Posted on: 2014.05.01

4月26日、群馬サイクルスポーツセンターで行われたJプロツアー第5戦。レース中盤に出来た逃げグループに畑中勇介がのり、最後は単独で抜け出し優勝を果たした。


3年ぶりのルビーレッドジャージを着用した畑中(写真左)

年間21戦行われるJプロツアーの中で、年間チャンピオン争いを左右するレイティングポイントが高いAAランクの大会は21戦中6戦。そのうちのひとつがこのJBCF群馬CSCロードレース。会場は名コースとして名高い群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキットコース。昨年からスタートとゴールが管理棟手前の上り部分で行われている。

20周120kmのP1クラスタはスタート後から各チームのアタックの応酬となり数人が数秒抜け出す展開がじつに中盤まで続く。


レース中盤までアタック合戦が続く

レース中盤、11周目に入って下り区間で抜け出した6人の逃げが決まる。畑中勇介と入部正太朗(シマノレーシング)、窪木一茂(チーム右京)、山本元喜(斑鳩アスティーフォ)、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、森本誠(イナーメ信濃山形)の強力メンバーだ。

この6人は協調してメイン集団との差を広げ、終盤には2分差となって逃げ切りが濃厚となった。


協調体制を取り、逃げ切りを決めた6名の逃げグループ

上り区間で抜け出していた山本と畑中だが、最終周回の心臓破りの坂で山本が仕掛け、それに続いた畑中が頂上付近で先頭に立つと、そのまま単独となり、ゴールまで逃げ切って優勝。2位には昨年大会の覇者、窪木が、3位には山本が入った。


先に仕掛けた山本を抜き去る畑中


最後は畑中が単独でゴールラインを駆け抜けた

2011年輪島大会以来のルビーレッドジャージを手にした畑中は「得意のこのコースで勝てて嬉しい。逃げメンバーの中では窪木選手に注意していたが、山本も強かった」と語った。

【2014Jプロツアー第5戦 結果】
1位 畑中勇介(シマノレーシング) 2時間54分20秒
2位 窪木一茂(チーム右京)    +07秒
3位 山本元喜(斑鳩アスティーフォ)+08秒
4位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)+13秒
5位 森本誠 (イナーメ信濃山形)
6位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン)+3分21秒


表彰台

Jプロツアーリーダー 畑中勇介(シマノレーシング)
U23リーダー 雨澤毅明(那須ブラーゼン)

【文・写真提供:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟】

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