バスク一周第2ステージ 新城幸也8位でフィニッシュ「ワールドツアーでの総合成績1桁を目指したい」

Posted on: 2014.04.09

スペインで開催中のブエルタ・アル・パイスバスコ(UCIワールドツアー)は8日、第2ステージが行われ、トニー・マルティン(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ)が単独で逃げ切り優勝。2位以下は集団ゴールスプリントとなり、新城幸也(チームヨーロッパカー)が8位でゴールした。


上りを集団でこなしていく新城(Photo Miwa IIJIMA)

前日、チーム最高位12位でフィニッシュし、新城がチームのエースとして臨んだ第2ステージ。チームオーダーは、誰かは必ず逃げグループに入る、というもの。


第2ステージ コースプロフィール

その指示通り、最初の上りでトニー・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)のアタックをきっかけにできた7名の逃げグループに、チームメイトのダビデ・マラカルネ(イタリア)が入り、後続のメイン集団は細かな上りの度に選手をふるい落としながらも、ティンコフ・サクソとモビスター、そしてスプリントに持ち込みたいオリカ・グリーンエッジのコントロールにより、静かにレースは進む。

しかし、タイムトライアルのスペシャリスト、トニー・マルティンを含む逃げは、そう簡単にタイム差が縮まらない。そして、ゴールまで残り10kmを切ったところで、トニー・マルティンはペースアップを図り、そのまま単独で逃げ切り優勝。その後ろはメイン集団でのゴールスプリントとなった。


集団に30秒の差を付け、逃げ切ったトニー・マルティン(Photo Miwa IIJIMA)

ゴールまで残り1.5㎞で3名のチームメイトが新城のために隊列を組み、風よけとなり、スプリントに入るが、他チームとの位置取り争いに苦戦し、ステージ8位。総合成績はトップのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)から56秒遅れの11位で第2ステージを終えた。


ゴールスプリント、写真中央奥の新城はこの集団の7番目でゴール。(Photo Miwa IIJIMA)

レース後、新城は「最後まで残っていたチームメイトが3人でゴールスプリントを助けてくれたが、自分が位置取りをしきれずに8位と悔しい結果だった。自分を助けてくれているチームメイトに申し訳ない。現在、総合11位なので、最難関の明後日を見据えて、明日は無理せずこなし、まずはワールドツアーでの総合成績1桁を目指したい。」と語った。

(写真・記事提供:MIWA iijima)

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