チームジャパン力負け 増田7位が最上位 アジア選手権ロード男子エリート

Posted on: 2019.04.29

4月28日に行われたアジア選手権ロードレース。最終日は男子エリートが行われ、途中逃げグループに窪木・小石を送り込むものの、勝負ポイントの登坂区間になると遅れ始め、メイングループから増田が食らいつくものの強豪カザフスタンに押しきられ7位という結果に終わった。

男子エリートは首都タシュケントを出発しほぼフラットな区間を経て、残り12kmあまりの登坂区間を経てフィニッシュする166.6キロ。

日本チームから鎖骨骨折明けの別府史之(トレックセガフレード)、ツール・ド・ランカウイで総合5位と好調の増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、小石祐馬(チーム右京)、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)の4名が出走し、表彰台を目指しスタートをきった。

レース序盤20キロ余りで3名の逃げが形成され、メイングループでは強豪国がアタックを繰り返し落ちつかない。さらに80キロ付近でイランを含む追走4名が追いつき先頭7名に。

メイン集団からは後手を踏むまいと窪木・小石がブリッジを仕掛け、フェン(台湾)、ビジギトフ(カザフスタン)等と共にブリッジを図り、先頭13名となる。


追走にのる窪木


メイングループの別府と増田

先頭に2名、メイングループに別府・増田という状況で勝負所の登坂区間に突入。そこでアタックがかかり窪木、そして小石が遅れ始める。別府もアシストすべく牽引するも脱落、増田一人で勝負に挑む。

先頭グループからはフェン(台湾)とビジギトフ(カザフスタン)2名が逃げ続け、後続からカザフスタン3名とリョ(中国)、増田が追走。最後は後続から追いついたエフゲニー・ギディッチが3名のスプリントを制し優勝。増田は遅れを取り7位でフィニッシュとなった。

●増田成幸コメント
アジア選特有のアタック合戦で序盤中盤と焦りすぎて脚を使って、上りに入った時にはだいぶ脚を消耗してしまって、また単純にカザフ・中国が強くて反省していますね。この悔しさは次走るレースでひとつずつ借りを返していきたいと思います

●別府史之コメント
他のチームが1枚も2枚も上手だったので残念な結果ですけど次に向けて走り続けるしかないんじゃないですかね。今日はチームのために上りで仕事を終えた感じなんですけど、次はいいコンディションでまた日本のレース全日本選手権ですかね、狙って走りたいと思います

●小石祐馬コメント
ブリッジをかけ追いついたのはよかったんですけど、上りに入ってアタック合戦があってそこで遅れてしまって増田さんのアシストをする脚もなくちぎれてしまいました。展開としては悪くなかったですけど、同じ逃げから3位の選手もでているので走り方とか力の差がでました。

●浅田顕監督コメント
日本チームとしてはある程度役割分担ができて、最後増田で力勝負はできたのは悪くないレースだったと思います。ただオリンピックの枠もかかっていたり、各カテゴリー他国は気迫が違うなと思いました。

ここで勝つにはもう一段階力が必要だな。これもコンディションの持っていき方で勝てるレースに変えられるのでもうちょっと勉強して頑張っていきたいなと思います。

【エリート男子(166.6 km)結果 】
優勝 エフゲニー・ギディッチ(カザフスタン アスタナ)04h3’21” Ave41.077km/h

2位 LYU Xianjing(中国 ヘンシャンサイクリングチーム)+00”
3位 フェン・チュンカイ(台湾 バーレーン・メリダ )+06”
4位 ザンドス・ビジギトフ(カザフスタン アスタナ)+14”
5位 ザンドス・ビジギトフ(カザフスタン アスタナ)+30”
6位 ダニイル・フォミニフ(カザフスタン アスタナ)+33”
7位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+50”
27位 別府史之(トレックセガフレード)+01”36” 
34位 小石祐馬(チーム右京)+06’49”
48位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)+18’23”

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