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KEIRINグランプリ2015は浅井康太が制し新王者誕生!

Posted on: 2015.12.31
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12月30日に東京、京王閣競輪場で行われたKEIRINグランプリ2015は、浅井康太(三重・31歳)が優勝。出場5度目で初の栄冠を手にし、新たな王者として来季から1年間、純白のチャンピオンジャージを身に纏い戦うこととなった。

レースは残り2周半から稲垣裕之(京都・38歳)が先頭にたち、そのまま先行体制に入ると、レースはハイペースな展開へと持ち込まれていく。稲垣の後ろには、近畿の総大将、村上義弘(京都・41歳)。さらにその後ろには最強関東ライン。武田豊城(茨城・41歳)、平原康多(埼玉・33歳)、神山雄一郎(栃木・47歳)の3車が続いた。

そして、昨年とは違い、単騎で臨むこととなった浅井康太は、関東ラインのすぐ後ろ、6番手を選択し勝機を伺い残り1周を迎える。

1列棒状となった隊列から最初に動きをみせたのは3番手の武田。しかし、1コーナー過ぎから捲りをしかけるものの、力強い先行を続ける稲垣から魂を引き継いだ村上が武田の捲りにあわせてペースアップ。それにより武田が前にできれない。

最終バックストレート。武田と村上がもがきあう中、後方から、平原が発進。そしてその平原の後ろについたのが浅井康太だった。平原が捲りをしかける直前に、神山の内側に切り込んだ浅井は、その後平原のダッシュで神山が出遅れた隙を見逃さず、僅かな間をぬって、平原の番手を確保したのだ。

武田、村上を交わし、先頭に出た平原の番手で最後のスプリント勝負をねらう浅井。しかし、後方からは、今年圧倒的なパワーで2つのタイトルを獲得し、今最も勢いのある新田祐大も迫り、ゴール前は、3人の混戦となった。結果、浅井が平原を交わし、新田の追撃を許さず見事優勝。悲願の競輪王者の座についた。

2011年に寛仁親王牌を獲得して以来、タイトルホルダーとして競輪界を代表する選手に名を連ねた浅井。そんな浅井の武器は、総合力の高さだ。

トラックワールドカップでは日本代表として活躍し銅メダルも獲得。また国内最高峰のロードレース、ジャパンカップ前日に行われたクリテリウムでもトップロード選手相手に健闘するなど、勝利への飽くなき探究心が、様々な自転車やレースへの対応力を高め、自力、追い込み、展開次第で多彩な戦法を繰り出し、競輪界でも随一の安定した成績をつみあげてきた。

そして、その積み重ねが大一番で勝利を呼び込んだ。ゴール後、かけつけた仲間の中心にいた浅井の表情は、涙であふれていた。その涙の理由について「競輪の道に導いてくれた亡き父の期待にようやく応えることができて涙がこみあげてきました。」と答えた。

最高の舞台に導いてくれた父親への感謝の気持ち。その気持ちが最後のゴール勝負で浅井の大きな力となったに違いない。新チャンピオンとなり、競輪界の新たな顔となった浅井康太。ファンの大きな期待も力に変え、さらなる飛躍をしてくれるにちがいない。

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